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【佐渡市の空き家問題の解決へ】難波産業(新潟市北区)と新宮建設(佐渡市)がM&Aを実現、MIRAI経営グループが支援

にいがた経済新聞

難波産業(提供:MIRAI経営グループ)

難波産業(写真提供:MIRAI経営グループ)

直近に掲載した記事を日曜日に再掲載します

初回掲載:2024年9月5日

有限会社新宮建設(新潟県佐渡市)はこのほど、解体工事や新築・住宅リフォームなどの建築業者である株式会社難波産業(新潟市北区)とのM&Aを行った。難波産業が新宮建設の全株式を取得したもの。

今回のM&Aは、後継者不在の課題および事業を拡大するにあたり大きな資本を入れることで事業展開が可能ではないかと考えていた新宮建設と、元々佐渡市に関心が高く、地場で解体をメインにしている企業を探していた難波産業のビジョンが一致し、実現に至ったもの。

政府の住宅・土地統計調査(2018年)によると、佐渡市の空き家(一戸建、長屋建、共同住宅、その他)数は約8千戸を越える。これらの状況を放置すれば、安全上及び生活衛生上、防犯上、景観上、様々な悪影響が生じ、深刻化していく懸念があった。一方で、早期の流通・利活用を図ることによって空き家の資産化にも繋がると考えた。

そこで、難波産業では、自社による「解体から設計、施工、そしてアフターサポート」まで、ワンストップ対応ができる豊富な経験と実績に基づき、新潟県に加え、佐渡市の危険空き家安全対策支援事業(空き家の解体補助や安全対策補助、空き家情報システム)とも連携し、協働しながら、地域一体となった取り組みを行うという。

解体だけではなく、佐渡市の景観にあった建物の再生や保持の提案も可能であり、観光流入人口の増加の一助になることが期待される。

なお、この度のМ&Aにあたっては、三条市に本社を置くMIRAI経営グループの平野洋人代表が支援した。

株式会社難波産業(写真提供:MIRAI経営グループ)

【関連サイト】
株式会社難波産業

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