私募債活用し足こぎ車いすを寄贈 県リハビリテーション協会へ【ハートフルメッセージ】
自動車工場の生産設備メンテナンス業を主力とするメンテックワールド(本社・広島県東広島市)。社長を務める小松節子氏が、仕事や地域活動を通して感じた想いや気づきをつづる「ハートフルメッセージ」。
足こぎ車いすを贈呈して
弊社が発行した私募債(地域まちづくり貢献型)を広島銀行様が引き受けてくださり、その手数料を活用して、広島銀行様と協力して(社福)広島県リハビリテーション協会(東広島市八本松町原)に7月2日、「足こぎ車いすCOGY(コギー)」2台を贈呈しました。
贈呈式には、広島銀行西条支店の山本武司様やリハビリテーション協会の河内昌彦様の他、協会が運営している社会福祉施設のスタッフや通所者の人も出席されました。私がコギーについて説明をした後、山本様は、コギーが、互いに尊重される(インクルーシブ)社会の一助になることを話されました。
コギーは、従来の車いすとは違って、自転車のように、自らの足を使ってこぐ車いすです。人には脳が指令を出さなくても、反射的に動く原始歩行反射という機能が生まれつき備わっています。この機能を利用することで、こぐことができるようになっています。コギーをこぐことで、筋力が維持・向上し、むくみの軽減、便通・姿勢の改善など多くの効果が期待できます。
河内理事長は「みんなで楽しくコギーを利用して、明るい人生につなげていきたい」と話されていました。私の思いも同じで、一人でも多くの人が、ご自身の足で移動できる喜びを感じていただければ、こんなにうれしいことはありません。
うれしいといえばもう一つ。協会には、リハビリスタッフとして、インドネシア出身の人が働いていることを聞き、広島アセアン協会の副会長を務めている私にとっては、予期せぬうれしい出会いでした。
【小松 節子(こまつ せつこ)プロフィル】
2002年4月、メンテックワールド副社長就任。2003年4月からメンテックワールド社長。代表的公職に広島アセアン協会副会長(2013年4月~)、広島県経営者協会副会長(2024年4月~)、サンフレッチェ広島東広島後援会長(2021年1月~)など。
プレスネット編集部