「退職する」と伝えると、すっ飛んできた上司…あれ?話が違うような #頑張り過ぎない介護 256
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
お店のオープン直後、お客さまがいる前でリーダーからシフトについてお説教をされている状態となったまる子さん。だいぶ時間をかけて話し合ったものの、安易に答えが出せる問題ではないと思ったまる子さんは、家族にも相談すると言って一旦家に持ち帰らせてもらうことに。しかし、帰宅して早々に義母は「手術をしたほうがいいかしら?」と言いだし、こちらも答えの出ない話に付き合わされてしまいます……。あっちもこっちも考えることばかりで、まる子さんの頭の中はぐちゃぐちゃです。
ドライな人だと思っていたけれど…
家族に相談すると言って、まる子さんは一旦仕事の話を持ち帰ってきましたが、夫が帰宅するまでに答えは出ていました。それでも、今日の出来事を聞いてもらいたいという思いから、帰宅した夫に対して、まる子さんは順を追って話しました。そして最後に「仕事、辞めるわ」と自身で出した結論を伝えたのでした。仕事を始めたときから、家庭が最優先というスタンスは変わっておらず、今の義母の状態で仕事を優先できるわけがないと、まる子さんは納得して答えを出しました。
婦人科を受診した後、お休みしていたデイケア。しかし、今日は行くようです。おそらく、デイケアで手術について相談をしたいのでしょう……。
帰宅後、義母は特に何も語らず。……ということは、自分が期待していたような言葉をかけてもらえなかったのだと思います。
退職の意思を上司に伝えることにしました。以前、いろいろと相談していた上司は異動になっていたので、ほぼ会うことがない新しい上司に話さなくてはいけません。リーダーの話から、勝手にドライな人だと思っていて……。
手短に用件だけ伝えると……。
文字通り、すっ飛んできた新しい上司。
イメージと違って、親身に話を聞いてくれそうな感じです。
これまでの経緯を伝えると……。
私の発言に、上司の表情が曇りました。
えぇ……!? まったく聞いていない話が出てきて、ビックリです。そこで、退職理由も詳しく伝えることにしました。
婦人科を受診してから、デイケアを休んでいた義母。今日も休むかと思っていたのですが、あっさり出発。看護師さんに手術について話を聞いてもらい、できれば決めてもらいたいと思っていたのかもしれません。ただ、帰宅してから何も話さないところを見ると、どうやら義母が求めていた言葉をかけてもらえなかったようです。
退職すると決めたので、まずは先輩パートさんと上司に話すことにしたのですが、前に相談したことがある上司は異動になっていて、別の人に替わっていました。シフトの都合で新しい上司にはほとんど会えていなかったため、内線電話で手短に用件だけ伝えたところ……「えっ、ちょっと待って!」と文字通りすっ飛んできてくれました。
思った以上に親身に話を聞いてくれたため、いろいろと経緯を説明すると、上司は戸惑ったような表情を浮かべ……。どうやら、パートのリーダーは、上司に「棚卸しの日に、もう少しシフトの融通を利かせられないか言ってくれ」と、私のことを相談していたらしく、なんだか私が聞いていた話とはずいぶん違っていました。そこで、当初は話すつもりはなかった退職理由について、上司に話すことになりました。
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親身に話を聞いてくれた上司のおかげで、まる子さんは退職の意思を伝えるだけでなく、しっかりと理由まで話すことができたようでよかったです。話を聞いてくれる人が近くにいるというのは、とても心強いですよね。誰かが困っているときや、迷っているときは、すっ飛んでいけるような人でありたいものです。
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