新キャプテン・アメリカは「腕力より頭脳、拳より知性で戦う」 ─ 超人血清なきサム・ウィルソン、スティーブとは異なる戦術
新しいキャプテン・アメリカは、先代のスティーブ・ロジャースとは違った戦いを見せてくれそうだ。サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーが興味深いコメントを語っている。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャプテン・アメリカを引退したスティーブに代わって、新たなるキャップの座を引き継いだのは、ファルコンとしてアベンジャーズと共に戦ったサム・ウィルソン。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でその継承の物語が描かれたサムの新キャップが、ついに新作映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』でスクリーンデビューを果たす。
第二次世界大戦下の「スーパーソルジャー計画」超人血清によって屈強な肉体を得たスティーブと違って、サムはあくまでも生身での戦いとなる。受け継いだヴィブラニウム製の盾やフライトスーツはあれど、彼には腕一本でヘリコプターを引っ張れるような並外れた筋力、猛スピードで走る脚力は持っていない。
「血清があれば、誰とでも戦えます。でも血清がないのなら、賢く戦わなければいけないし、敵を倒す様々な方法を勘げなくてはいけない」と、マッキーは独自の戦術を発表イベント「ディズニーAPAC コンテンツ・ショーケース」で語っている。
ここでマッキーは、「腕力(brawn)よりも頭脳(brain)を使う。拳(fist)よりも知恵(wit)を使う。彼は誰にとっても友人なんです」と、韻を踏んでコメント。さすがは『8 Mile』(2002)のパパ・ドクだ!
『ブレイブ・ニュー・ワールド』で監督を務めたジュリアス・オナーも、サムの独自戦術を英Empireにて語っている。「彼はいくつかのトリックを隠し持っています。とても難しい脅威に直面した時にでも、武器庫にある他の道具が武器になることを、彼はこの映画で学ぶんですよ」。
サムといえば、バックパック型フライトスーツから飛び出す小型飛行ドロイド「レッドウィング」を頼もしい相棒のように可愛がっているが、他の道具も有効活用する機転を効かせることになりそうだ。何ぜ、『ブレイブ・ニュー・ワールド』で対峙するのは、ハリソン・フォード演じるロス米大統領が怒りの変身を遂げるレッド・ハルク。間違いなくパワーでは勝てない相手と、サムはどんな知恵を使って戦うのだろう。
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日、日米同時公開。
Source:,Empire via