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【夜の本気ダンス・山人音楽祭 2019】“踊らせる”だけにとどまらない攻めのセトリが生んだ熱狂

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夜の本気ダンス

山人音楽祭 2019【榛名ステージ】 夜の本気ダンス

夜の本気ダンスはサウンドチェックの段階から、「LOVE CONNECTION」や「Take it back」といったナンバーで一足早く榛名ステージに集まったお客さんを温めた。鈴鹿秋斗(Dr)が「踊れる準備をして待っていてくださいね」と言って、一度ステージ袖へと捌けたあと、本番へ。

夜の本気ダンス

6月にリリースされた最新アルバム『Fetish』に収録されているハイパーな最新ナンバー「Sweet Revolution」で口火を切ると、前回の出演からバンドの現在地が大きく更新されていることを問答無用で突きつける。間髪入れずに、会場のボルテージをマックスへとぶち上げたのは「WHERE?」。鈴鹿が叩き出すタイトなビートにのせて、西田一紀(Gt)とマイケル(Ba)が中毒性の高いフレーズを何度も繰り返し、米田貴紀(Vo)が体をくねらせながらリズミカルなメロディを紡げば、一瞬にして熱狂のダンス空間の出来上がりだ。

夜の本気ダンス

後半戦は少しテンポを落として、ゆったりと踊らせるタームへ。バンド名に掲げる“夜”の雰囲気が色濃いアダルトなナンバー「Movin'」では、原曲でCreepy Nutsがラップするパートを鈴鹿が担当。さらに、温かいオレンジ色の光が包み込むなかで届けたミディアムテンポの歌ものナンバー「Eternal Sunshine」では、“抱きしめ合って生きていこう”と、愛に満ちたメッセージを届けた。

夜の本気ダンス

夜の本気ダンス

全5曲というのは、決して多くはない曲数だと思うが、そのなかで全方位に振り切ったバラエティ豊かな楽曲を並べ、“根こそぎ踊らせるだけではない今の夜ダン”の闘い方で勝負した攻めのセットリストの最後は、「踊って終わりませんか!?」という米田の言葉を合図に真骨頂のダンスナンバー「TAKE MY HAND」でフィニッシュ。西田がエロい動きで、ドラムのスティックを使ってギターの弦を弾き、米田はトレードマークの眼鏡とネクタイを投げ捨て、シャツをはだけさせて踊り狂う。言葉以上に雄弁に、自然と踊りたくなる気分へと誘い出してくれる、夜ダンのロックンロールは、やっぱり最高にクールだ。

文=秦理絵 撮影=半田安政

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