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「いい質問」とは? 仕事と雑談でも異なる!?

文化放送

1月24日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「いい質問」をテーマにお届け。面接などで最後に「そちらから質問は?」と聞かれる、いわゆる逆質問を苦手とする就活生は多く、逆質問を作成するAIサービスも登場している。「いい質問」とはなんなのか、仕事で質問する機会も多いノンフィクションライターの石戸諭、経営学者の入山章栄(永井玲衣の代理)とともに考えた。

西川あやの「お二人が普段、質問するときに意識していることはなんですか?」

入山章栄「僕はあんまり質問しないんですよ。けっこう意識しているんですけど、気合入れて質問しないほうがいいんです」

石戸諭「あ~、わかります! 相手が身構えてしまうから」

西川「『準備してきました!』みたいな質問じゃないほうがいい?」

入山「それはダメ。その場(でできた質問)のほうがいいんです。まず相手を理解しなきゃいけないから、たとえば僕が西川さんに質問していて『私、最近こうで、こうなんです』と言われたら、浜カフェ(『浜松町Innovation Culture Cafe』)聴いてくれたらわかりますけど『あ~、こうなんですね』と応えます。そうするとまた話してもらえるんですよ」

西川「取材のときもそうですか?」

石戸「取材のとき、僕は二つに分けているんですよ。一つは『答えを知りたい』とき。情報をとりたい、たとえば入山さん相手だったら、経営学者だから、企業の不祥事があったというとき、『この企業はどう業績を評価していますか?』みたいな話をする。プロがプロとして分析する。これは答えを知りたいわけ」

入山「うん、うん」

石戸「原稿の中に『経営学者、早稲田大学教授の入山章栄はこう答えた』というときのカギカッコがほしいから、シンプルに聞く。『どうですか、どう見ていますか?』と聞いて『この件は、こう』と答えてもらえればそれでOK。あと一つは『相手を知りたい質問』。これはぼんやりしたところから入っていくことが多いですね」

西川「たとえばどういう? 出身地とか?」

石戸「出身地がいちばん大事! 『お生まれどこですか?』は本当によく聞く」

入山「出身地がいちばんいいよ。僕、20代の合コンしまくっていたころはずっと出身地聞いていた」

西川「たとえば『岡山』と言われたらどうするんですか?」

入山「岡山の薄い知識あるじゃないですか。ジーンズが有名だよね、みたいなことでいい。あるいは『岡山のどこ?』って聞く」

石戸「あなたのことを知りたいんです、というのは大事だから、出身地とかから入っていって、雑談で暖めてから話を広げていく、というのはよくあります。あと感想を言う、というのは大事。本を書いた人だったら、本の感想をちゃんと伝える」

入山「僕と石戸さんってたぶん、時間があるんですよ。ラジオで1時間半ぐらい収録する、インタビューも1時間ぐらい行う。深いところまで理解する質問って、雑談してからなんですよ。就職活動の逆質問は15分ほどで、アスリート的にいかなきゃいけないから、難しいでしょうね」

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