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侍Dr.近藤惣一郎が大型キハダマグロ『小田原モンスター』に挑戦

TSURINEWS

相模湾のキハダマグロ(提供:WEBライター・近藤惣一郎)

9月23日、茅ヶ崎港・ちがさき丸から出船し「小田原モンスター」狙い。船中で33kg筆頭にキハダ3本が浮上。マグロリング使用の留意点についても考察します。

ちがさき丸でコマセマグロ

台風12号の接近でシケが予想された9月23日。茅ヶ崎港・ちがさき丸1号艇は17名のキハダハンターを乗せ6時に出港。昨年に続き今年も数日前から50kgを超すモンスターが釣れ始めている小田原沖を目指しました。

雨も予報に反してぱらつく程度、風も北でうねりは高くなく、気温は20度。夏のキハダ釣りは暑さとの闘いでもありますが、海は荒れ気味でも、この日は釣り人にとって快適で集中力は保たれます。

私の釣り座は左舷ミヨシ2番。シケ気味の平日で小田原沖に集まる船は20隻程度でいつもの半分以下。モンスターを仕留められる期待が高まります。

当日のタックル(作図:WEBライター・近藤 惣一郎)

早々に27.3kgキハダ浮上!

ちがさき丸・米山船長はいつも笑顔で明るく熱心。「感度上がってきたよ!30mでビシ構えて!」。そんな船長のアナウンスが入ると必ず船中誰かにヒットします。この日は開始まもなく船舳先の常連、楠さんにヒット。周囲とオマツリしながらも27.3kgが早々に仕留められました。

楠さんが仕留めた27.3kg(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

その後も両舷胴の間の釣り人にヒットするも針掛かりせず。私の隣左舷ミヨシの相澤さんもヒットさせますが、針が飲まれてのハリス切れ。

本命33kgが浮上

午前10時頃右舷舷ミヨシの平山さんにヒット。今度は上手く針掛かり。常連さん達がみんなでサポートして人生初キハダ、立派な33kgを仕留められ拍手喝采。

33kg堂々浮上(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

そんななか、私の狙いはモンスター。感度はあってもなかなか浮いてこない状況を踏まえ、ハリス6mを7mにすると同時に、ハリスの張りを出すために中間アタリにハリスを傷つけないようにガン玉を打ちました。

ついに大型がヒット!

米山船長の「マグロが近づいてきたよ!」というアナウンスのタイミングで1mほどサオ先を下げる誘いをかけると狙い的中。サオ先が少し震えた後、引き込まれました。針が飲まれるとハリスが牙にあたり、瞬殺でばらしてしまいます。早い段階で確実なアワセを。

ただ、スプールから一気にラインが引き出されるわけで無く、力強く引き込まれたと思ったら止まり、サオ先が跳ね上がるような動き。実はこれが大きなキハダに特徴的な動き。素直に走り出しません。

こんな時は迷わずリーリングで糸ふけを取り、ラインを弛ませないことがコツ。すると漸く50mラインから150mまでファートランで突っ走ります。

大物とのファイト(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

とりあえずラインが止まったのでドラグを徐々に締め、弱ったら攻守交代、徐々に引き寄せる戦略。しかし簡単には弱らず200mまで糸を出すことに。やりとりで伝わる重量感はこれまでの経験から40kgは超えている予感。ここで弱らせて巻き上げようと思いましたが、まだまだ無理して引き寄せるにはリスクが高い力強さ。

マグロリングを投入するが…

釣友の楠さんからマグロリングの提案が有り、私もやりとりの時間が長くなると同乗の皆さんにも迷惑をかけると考え、リング投入を決断。

そして…数分してハリスを滑ってリングがキハダに掛かる頃、キハダが暴れた動きの後、サオ先が浮き上がりました。するとそれまであった重量感が抜けてしまいました…痛恨のバラシ。

回収するとハリス先端がキザギザになり切られていました。みえない海中の出来事、実際何が原因かは断定できません。しかし、リングが掛かる前後に針の掛かり方に変化が出たことは予想できます。

この後、右舷二番の武井さんがサメに囓られながらも29kgの良型を揚げてタイムアップ。私の小田原モンスターとの逢瀬は次回持ち越しとなりました。

マグロリングの長所・短所

実はこの日の出港前、マグロリングを常用する楠さんに、私がもしヒットしたらマグロリングを投入するかどうか、デイスカッションしていました。 確かに過去私も経験し、同乗者もマグロリングが投入された後にハリス切れで魚を逃したことを、幾度か目の当たりにしてきました。

場合によってはトラブルも(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

使用効果は絶大

マグロリングは確実に装着できればキハダを弱らせる絶大な効果が期待できます。近年サメが増え、マグロを無傷で仕留めるためには必須アイテムとも考えられています。

リスクも理解しておこう

その一方で、泳がせ釣りと違い、小さな針、細めで長いハリスを使うコマセキハダ釣りではこのようなバラシのリスクがあることは否めません。特に魚が大きい場合、小さなリングや複雑な構造のリングはそのリスクが高まるとも考えられます。どんなことでもメリットとリスクは裏表。この問題は今後も船長や釣り人がずっと向かい合って行く課題であると思います。

真夏が盛期だった相模湾のキハダマグロも近年の高水温で10月に入ってもまだまだ楽しめそう。これから更にサイズアップしてゆくはず。私もチャンスがある限り挑み続けます。

2019年にキャッチしたモンスター(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

<近藤惣一郎/TSURINEWS・WEBライター>



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