笹川友里「アナウンサー向いてないんです」 悲願のTBS入社も、1年目の役職は総合職!
個性豊かな様々なゲストをお迎えして、幼少期のターニングポイントや、
やる気スイッチの入った瞬間を深掘りしていきます。メインパーソナリティの佐藤隆太さんと佐々木舞音アナウンサーの2人でお送りします。
7月8日(月)の放送では、元TBSで現在フリーアナウンサーの笹川友里さんが登場!「懐かしいけど、ちょっとそわそわする」と話す笹川さん。緊張しながらも、楽しい時間を提供してくれました。
佐藤:本日のゲストはですね、笹川友里さんです。
佐々木:私の先輩でもあるので、今日初めてお会いするんですよね。私が入社したときにはもうちょうど入れ替えで退社されていたので。
佐藤:僕は楽しみにしてます、お2人のセッションを!(笑)
私にはアナウンサーは無理」“青春”であり、天職と感じたディレクター時代
佐藤:よろしくお願いします。ようこそいらっしゃいました!
笹川:よろしくお願いします!久しぶりにお邪魔してます。
佐藤:でもあれなんですよね、そもそも制作局でディレクターをやられてたんですね。
笹川:そうなんですよ。さかのぼれば、就職活動のときは毎日ちゃんと同じようにアナウンサーになろうと思って、なれないだろうなとは思いつつも東京にある局を全体的に受けて、TBSと、フジテレビとテレビ東京3社とも最終試験で落ちたんです。
そこで、何か受からない理由があったっていうのは感じて、自分の中で「アナウンサーじゃないのかも」って思って、TBSがすごく好きになったっていうのがあってここで働きたいと思ったので、総合職を受け直して、たまたま内定をいただいて入社したんですよ。
佐藤:え~!アナウンサーではなくても、この会社でモノ作りをしたいみたいなことですか。
笹川:そうです。そこからちょっと、人事異動でたまたまアナウンス部に異動したっていう。総合職で入社した初年度は「王様のブランチ」を担当して谷原章介さんと本仮屋ユイカさんに一生懸命お茶出したりとか、ロケに行ったりとかロケのテープもって編集室に泊まり込んだりとかしてて。もう“青春”でしたね。
佐藤:1年後にもうあのアナウンス部に異動って形になって、移動のきっかけみたいのはどういうところだったんですか。
笹川:きっかけは、もう本当に「人事のみぞ知る」っていう感じなんですけど、ある日突然3月の頭ですかね。部長に呼び出していただいて「ちょっと話があるから」って言って、たぶん私はキャラクター的に営業部だと思ったんですよ。そしたら「アナウンス部に異動だ、笹川」って言われて、何かのドッキリかと思いましたよ…。もうそこから1週間は信じられなくて親にも言わなかったです。
佐藤:やっぱりADとしていろいろ番組制作に携わってるのは、それはやっぱり面白かったですか?
笹川:私は本来適正はそっちだったと思います。アナウンサーはたぶん無理です。(笑)
佐藤:ししたらあんなに続けられないですよ!(笑)
笹川:私、テレビ局に入りたいって思ったきっかけが何かテレビ局に勤められてる方にOB訪問をしたときに「毎日が文化祭の前日だから」って言われたことがあって、私本当に学校行事が大好きな学生だったので、文化祭の当日よりもあの前日の、なんかちょっと暗くなっても準備して、「明日成功するかな~」みたいな気持ちになるのが好きだったので、もうやっぱりADは天職でしたね。
赤坂には絶対に住まなかった!全ては仕事のため、笹川さんのルーティンとは
笹川:本当、フリーランスとかいろいろ独立してやってるもんで、仕事とプライベートの境目を0にしたい派なんですけど、当時はめちゃめちゃオンオフつけてました。
佐藤:そうですかそれをどういったところで。
笹川:やっぱり赤坂を出た瞬間がオフみたいな。シャットアウトしてでもやっぱり周りから、「あれ、笹川さんですよね」って声かけられることなく、私も一切気づかれなかったですね。なぜスイッチ入れてたかっていうと、やっぱり当時って麻痺しちゃっててわからなかったんですけど、結構プレッシャーを感じながらストレスを感じながらやってたなって思って。常にオンにしてると、もうなんかもう頭も疲れて寝られないし、もたないですよね、若いといえど。私はスイッチをどこかで入れようと思って、赤坂から電車に絶対乗ってました。「赤坂に住まない!」って決めてたんですよ。早朝だから赤坂に住む人多いんですけど、絶対に電車に乗りたかったんです。なので、改札通った絶対に音楽を聞くとか自分のオフのルーティンを決めて、家帰ったらもう電気つけずに、ほぼ暗いまま豆電球をつけてキャンドルたいて。仕事のために何とか体調を保つために、みたいな感じで、あんまりイレギュラーなことせずに毎日同じことをしてた気がしてた気がします。
佐藤:アスリートみたいですね。
笹川:本当ですね、今思えば。
佐々木:電車に乗って音楽を聞くみたいな、自分にとってのルーティンか…。私も赤坂には住みたくなくて。なるべく遠くっていうか電車に乗って帰ってます。スイッチを探していたので、「そっか、それぐらいの気持ちでいこう」って先輩の話を聞いて思いました。
佐藤:その時間を使って自分のこの層で盛り上げていったりとか、スイッチを入れていくっていうのはいいですね。
笹川:でもそれくらい、何かルーティン決めちゃったほうが、体がなんか“寝るモード”になるっていうか、なんかわかりやすくリズムができてきそうですよね。
佐々木:お話できてすごく嬉しいです。
笹川:よくやってるよ!
佐々木:ありがたい言葉です、明日からも頑張ります!
新人時代の貴重なお話をたくさん話してくれた笹川さん。後輩の佐々木さんも真剣に聞いていました!