「メルヘンすぎる」森から突然消えた美しすぎるベニテングタケ、その“犯人”とは一体!?「シカたないね」
昨日まであったはずのキノコが、翌日には跡形もなく消えていた——。札幌南区にある森の中で見つかったキノコをめぐって、森の動物たちがざわついています。監視カメラの不具合、そして残された一台が捉えた“可愛らしい犯人らしき姿”。その正体とは一体?
【実際の画像】“美しすぎるキノコ”と“可愛らしい犯人”の姿(全8枚)
秋の滝野の森でスタッフの方が見つけたベニテングタケ。鮮やかな赤と白の模様はメルヘンで美しい見た目ですが、人間にとっては強い毒性を持つを「毒キノコ」としても知られています。
このSNSの投稿には「食べなきゃ可愛い!」「かわいいキノコ」「美しい模様だなぁ」とコメントがよせられ、1.5万ものいいねが寄せられるほど話題に。ところが昨日まで見られたその姿が、翌朝にはすっかり消えてしまいました。
昨日までたくさんあったはずのベニテングタケが1個も無い🤯
しかも監視カメラはなぜか動作不具合で撮影できておらず。。。
周辺調べて原因を調べてみます!
犯人を捜そうと防犯カメラを見ると、なんとまさかの動作不具合。スタッフの方はその後周辺を調べて原因を探ることに。
“犯人”の姿をカメラが捉えた!?その正体は…
しかし幸いにも、少し離れた場所にあったカメラに“犯人らしき姿”がしっかり記録されていました。
そこに映っていたのはシカの姿!実はここ滝野の森では、過去にエゾリスとシカによるベニテングタケを巡る物語がありました。その時はエゾリスが先にベニテングタケを発見!少しずつ食べて楽しんでいたところ、後に現れたシカに、全て食べられてしまいました。食べられた後の様子を見たエゾリスはきょろきょろとうろたえ、ちょっとかわいそうな展開に。
今回も、エゾリスが見つける前にシカが全部食べてしまいました。
ベニテングタケは強い毒性を持つので気をつけて!
改めてこのベニテングタケは、人間にとっては強い毒性を持つ毒キノコです。地域によっては毒を抜いて食する地域もあるようですが、まずは毒キノコであると思ってくれぐれもお気をつけください。
秋の森に静かに行われていた動物たちとベニテングタケを巡る物語。みなさんも自然の営みをそっと見守りながら、森の秋を感じてみてください。
国営滝野すずらん丘陵公園
■所在地:北海道札幌市南区滝野247
■営業時間:
・6月1日 ~8月31日:9:00~18:00
・4月20日~5月31日、9月1日~11月10日:9:00~17:00
※冬季期間は「滝野スノーワールド」として営業
■入園料金:15歳以上 450円 / 15歳未満 無料 / 65歳以上 210円