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石田自治会が創設100周年 新会館建設、記念誌を上梓〈伊勢原市〉

タウンニュース

あいさつに立つ飯原会長

石田自治会(飯原和夫会長)が創設100周年を迎え、新築された自治会館で4月28日、創設100周年記念式典を開催した。この日は同会の歴史を記録した記念誌「100年のあゆみ」も参加者らに配布された。

石田自治会は1923(大正12)年、関東大震災の発生をきっかけに、当時の政府が全国の各市町村に対して区長制を敷き、住民の相互扶助制度を作ったことをきっかけに、成瀬村の行政機関の補助を目的として誕生した。住民らの手で地域の道の点検や補修、隣組をまとめる組織であったとされている。その後、1954(昭和29)年の町村合併、85(同60)年の自治会への名称変更を経て、多少の分割などはあったがほぼそのままの形で今に姿を残している。市内101の自治会の中で最多の世帯数を誇る。

同自治会では災害時に備えた非常用物資の備蓄や防災訓練をはじめ、防災パトロール、環境美化活動、納涼祭や地区体育祭、どんど焼きなど、関係団体と協力し、会員相互の親睦や健康増進を図るなど、多彩な活動を展開している。

式典には高山松太郎伊勢原市長をはじめ、市自治会連合会の大川要会長、石田子安神社責任役員代表の宮本佳昭氏、自治会館建設委員長の足立安章氏、記念誌編纂委員長の清水輝雄氏や自治会関係者ら約60人が出席。

飯原自治会長は「100年にわたる歴史の中には、大震災や大戦など筆舌に尽くせない事変があったが、自助、共助、公助、助け合いの精神で乗り切れた」とし「記念誌の上梓、会館の建設など今後も有意義な活動でコミュニティ活動が盛んになり、地域住民のますますの幸福や健康増進に寄与することを祈る」と述べた。

高山市長は関係者らに感謝を述べ「自治会の原点である助け合いの精神で、さらなる活発な地域活動が継続されることを期待する」と話した。

式典では自治会の発展や活動に貢献のあった人に対し感謝状の贈呈が行われた。受賞者は以下の通り(敬称略)。足立安章(地域活性化活動功労者・建設委員長)、宮本佳昭(石田子安神社責任役員)、安田善孝(有限会社安田建設工業代表取締役)、深瀬友康(ミヤジスペースデザイン一級建築事務所代表)、鈴木康弘(株式会社鈴木油脂代表取締役)、照木博中(有限会社テルキ代表取締役)、渡辺繁(地域美化活動推進者)、内藤忠(自治会館管理者)

新石田自治会館

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