Yahoo! JAPAN

いつもの味噌汁を「新感覚」に変化させる、簡単なひと工夫

TBSラジオ

今回のゲストはスープ作家の有賀薫さん 。

テーマは「ひと工夫加えるだけの新感覚味噌汁」
有賀さんにとって味噌汁は「他の作業のついでに作ってしまいたい」というもの。また、顆粒だしやだしパックを使う日もあれば、冷蔵庫の残り物を味噌汁で片付けてしまう日もあります。
しかし、作る頻度が多い味噌汁は毎回同じものになりがちですよね。今回はいつもの味噌汁で食材や野菜の切り方を変えるような「ひと工夫」を加えて、いつもの味噌汁を「新感覚」にする方法をリスナーの皆さんに伝授します!

いつもの味噌汁のまま、野菜や豆腐の大きさだけを小さくする!

材料(2人分)
①絹ごし豆腐 :100g
②青ネギみじん切り :適量
③だし  :450ml
④米味噌 :大さじ2

材料は至ってシンプル。皆さんの家でも普段から作るような味噌汁です。

作り方
1:豆腐は7~8ミリの角切りにする
2:鍋にだしを入れて中火にかけ、沸騰したら豆腐を入れて温める
3:味噌を溶いて一煮立ちさせ、火を止めて青ネギを加える

「普段の味噌汁からちょっと変えてみたい」という方には、豆腐や野菜の切り方やサイズを変えてみるのがオススメ!
お子さんがいらっしゃる方は離乳食を作っていたときのような感覚で。
食材を細かく切るだけで食べるときの口当たりが変わるので簡単に変化を楽しめます!

白味噌を赤味噌と混ぜて使ってみよう!

「スープ作家」という肩書きですが、白味噌の使い方が難しくてずっと悩んでいたんでいました。
実は、白味噌は赤味噌と混ぜることによって、とても使いやすくなります!

材料(2人分)
①かぶ  :2個
②油揚げ :1/2枚
③だし  :500ml
④白味噌 :大さじ2
⑤赤味噌 :大さじ1

作り方
1:かぶは皮を剥いて くし切りにし、油揚げは半分に切ってから1センチ幅に切る
2:鍋にだしをかぶをを入れて中火にかけ、8~9分串がスッと通るまで煮る
3:味噌を溶き入れ、一煮立ちさせる

かぶの葉がある場合、少し入れると彩がきれいになります!
家では「米味噌」で味噌汁を作ることが多いと思います。
もちろんお好みですが、それぞれの味噌に合う食材があるはず!
白味噌には、かぶやにんじん、キャベツなどの「甘み」がある食材です。
油揚げもふんわりとしたものを合わせると、マイルドで優しい味噌汁に仕上がります!

「やさしい味~!美味しい!!」

白味噌を余らせてしまう方は、いつもの味噌にちょっと白味噌を足したりして使うのがコツ!

具材にいつもと違うものを!マッシュポテトの味噌汁

材料(2人分)
①マッシュポテトの素 :40g
②お湯または牛乳  :80~100ml
③だし :400ml
④米味噌  :大さじ2

作り方
1:マッシュポテトの素にお湯か温めた牛乳を少しずつ混ぜ、マッシュポテトを作る。※少し固めでもOKです
2:鍋にだしを入れて温め、味噌を溶く
3:マッシュポテトをそれぞれお椀に盛り、ポテトが崩れないように味噌汁をそっと流し入れる

味噌汁に使ったことのない食材を試してみるのも◎基本的に「味噌味」はどんな食材でも上手くまとまります。
お好みで胡椒や粉チーズを振るのもオススメ!

「え、合う!味噌の包容力がすごい!!」

ちなみに、有賀さんの家の出汁は、最終的に味噌汁の「だし」は煮干しと昆布に落ち着いたそう。
使用する味噌はコロコロ変えると難しくなるので、「コレ!」と決めたら使い切るのがオススメ。
どれにしたらいいかわからない場合は、実家で使用していたものにすると自分が正解を知っているので使いやすいそうです。

有賀薫さん
2011年から3500日以上にわたって、朝のスープ作りを日々、続けられていたんですが・・・2022年4月にその活動を卒業!現在は「スープの旅」をしており、日本各地にスープの食材や、郷土料理のスープを探しに行ったりしています。著書には、『スープレッスン』『有賀薫の豚汁レボリューション』『こうして私は料理が得意になってしまった』『ライフ・スープ くらしが整う、わたしたちの新定番48品』などがあります。

【関連記事】

おすすめの記事