比叡山山頂にある花の庭園「ガーデンミュージアム比叡」で名画の世界へ!
延暦寺で知られる比叡山には、季節の花々が楽しめる素敵な庭園があります。ここは印象派の陶板画とともに自然の美しさを眺めることができる全国でも珍しいスポット。今回は、初夏の晴れた日に美しく咲きほこる花々の景色を紹介します。
ガーデンミュージアム比叡について
ガーデンミュージアム比叡は、2001年にオープンした庭園美術館です。
標高840mの比叡山山頂にあり京都市街に比べると4~5°C程度は涼しいため、草花たちの見ごろは約1カ月遅れとなっています。
広い園内に植えられた約1500種類・10万株の花々が、ゴッホやモネ・ルノワール・セザンヌなどの作品をイメージした庭で10月の下旬まで途切れることなく美しく咲き続けます。
庭園内の花々
ガーデンミュージアム比叡の入口は、ロープウエイの比叡山頂駅からすぐのローズゲートと、比叡山ドライブウェイを利用する方用のプロヴァンスゲートがあります。
私はローズゲートから入園。
入ってすぐ見えてくるのは「ローズガーデン」です。
残念ながらバラはまだ咲いていませんでしたが、可愛くデザインされた庭園はとても素敵でした。
かわいい花が咲き乱れていた「花の庭」
モネの自宅庭園をモチーフにした「花の庭」は、とってもカラフルなお花があちこちに咲いていて、華やかでした。
お庭のあちらこちらに陶板画。
素敵な絵画と共に花を楽しむという上品で穏やかなひとときです!
開園すぐという時間だったので、人もまばら。
心ゆくまでお花を堪能できました。
メゾン・ド・フルール
「花の庭」の奥には、グッズショップのメゾン・ド・フルールがあります。
店内にはガーデンミュージアム比叡オリジナルグッズやアロマなどが販売されているほか、押し花やハーバリウム作りなどが体験できる工房もあります(土日祝開催)
この日はハーバリウム体験が予定されていたようですが、時間が合わずに断念しました。
ネモフィラが可愛い「藤の丘」
「藤の丘」ではきれいなブルーの花・ネモフィラが見頃でした。
市街ではすでに見ごろを過ぎた藤の花もまだまだきれい。
爽やかな風がとても心地よくて、思わず深呼吸してしまいました
欧と和がコラボした「睡蓮の庭」
モネの「睡蓮」をイメージした「睡蓮の庭」
残念ながらまだ睡蓮が咲いていませんでしたが、陶板画にも描かれている太鼓橋や風情ある船着き場など、絵画から抜け出したような景色で大満足。
光がさんさんと降り注ぐ「香りの庭」
南フランスのプロヴァンスをイメージした「香りの庭」には、ラベンダーやローズマリー、サルビアなどのハーブの香りが優しく漂っています。
なだらかな丘に、色とりどりの草花が可愛く咲いていました。
周囲をぐるっとまわれるような造りになっているので、何度もくるくると歩き回って香りと癒しの風景を堪能しました。
「香りの庭」の丘を上がった先にあるのは「プラタナス広場」
ひと休みをしながら、陶板画や可愛く寄せ植えされた花を眺めることができます。
庭園から見る琵琶湖の素晴らしい眺望
庭園内には、360度のパノラマが楽しめる展望塔を始め、眼下に琵琶湖を見下ろすスポットがあります。
晴れた日は琵琶湖がキラキラと光り、琵琶湖大橋も見えるほど。
写真ではうまく映っていませんが、よく晴れていたこの日も琵琶湖がとてもきれいでした。
カフェ・ド・パリでハーブティーを堪能
広い庭園を歩いたあとは、ローズガーデン横のカフェ・ド・パリで一息入れましょう。
テラスではオリジナルブレンドのハーブティーや軽食を楽しみながら、琵琶湖の景色を見ることもできます。
ガーデンミュージアム比叡の基本情報
今回は春から初夏にかけての花が楽しめました。
次は秋の花が見ごろとなるころにまた訪れてみようと思っています!
基本情報
・住所 京都市左京区修学院尺羅ケ谷四明ケ嶽4番地
開園時間
・10:00~17:30(4/20~10/31)
・10:00~17:00(11/1~12/8)
入園締切は閉園30分前
・木曜定休
・12/9~4月中旬までは冬期休園です
入園料
・大人1200円/小学生600円(4/20~11/24)
・大人600円/小学生300円(上記期間以外)
アクセス
・京阪電車「出町柳」駅より叡山電車、ケーブル、ロープウェイ 徒歩約1分
・JR「京都」駅・京阪「三条」駅・京阪「出町柳」駅よりバスで「比叡山頂」徒歩約1分
営業日や休園日は、変更される場合がありますので、事前に公式サイトでお確かめください。
公式HP:http://gmhiei.jp/