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豆腐の食べ過ぎで太る…? 一日の目安量や体への影響を解説【管理栄養士執筆】

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豆腐の食べ過ぎで太る…? 一日の目安量や体への影響を解説【管理栄養士執筆】

豆腐の食べ過ぎによるデメリット

デメリット

下痢や便秘の悪化につながる

ホルモンバランスが乱れる

栄養バランスが偏る

カロリーの過剰摂取になる

下痢や便秘の悪化につながる

豆腐には、食物繊維が豊富です。1丁(300g)あたりでは木綿豆腐が3.3g、絹豆腐が2.7g含まれています。食物繊維は、適量であれば腸内環境を整えるはたらきが期待できますが、摂り過ぎると下痢を起こしやすくなったり、便秘が悪化したりするおそれが。特に、食物繊維をサプリメントからも摂っている方は注意が必要です。(※1234)

ホルモンバランスが乱れる

大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似たはたらきをもつため、骨の健康を保ったり、女性特有の不調対策になったりする作用があるといわれています。

しかし過剰摂取によっては、女性ホルモンのバランスが乱れるおそれも示唆されており、月経周期が長くなるといったような影響も研究報告されているため、食べ過ぎは避けましょう。(※5)栄養バランスが偏る

豆腐ばかりを食べ過ぎると、ほかの食品が十分に摂れず、栄養が偏るおそれが。健康維持のためには、1食に主食、主菜、副菜をそろえた食事が栄養バランスがとりやすく理想的です。

たんぱく質源は、豆腐だけでなく、魚や肉、卵などを組み合わせると、より栄養価の高いたんぱく質として摂取できます。また、それぞれの食品をバランス良く適量を食べることが大切ですよ。(※67)カロリーの過剰摂取になる

ヘルシーなイメージの豆腐ですが、食べ過ぎればカロリーの摂り過ぎにつながります。たとえば、たんぱく質として豚肉の代わりに豆腐を摂ることによってカロリーオフが可能ですが、豚肉も食べたうえ、豆腐も食べてしまうと、カロリーや脂質の摂り過ぎになるおそれがあります。適量を食べるようにしたいですね。(※6)

【Q&A】豆腐を毎日食べると体に悪い?

A:ほかの大豆製品とのバランスをとり、適量であれば毎日食べても問題ありません。

毎日豆腐を食べること自体は、体に悪いものではありません。気をつけたいのが、食べる量とほかの食品とのバランス。肉や魚、卵なども豆腐と同じたんぱく質源です。豆腐ばかりに偏らず、ほかの食品と組み合わせながら食べましょう。(※67)

【Q&A】豆腐の一日あたりの目安摂取量は?

A:一日に摂る大豆製品が豆腐だけの場合、100~150g(1/3~半丁)が目安です。

なお、豆腐の代わりに納豆を食べる場合は、1パック(約40g)が目安です。年齢や活動量によって目安量は異なるため、すべての方にあてはまるわけではありませんが、標準的な目安として参考にしてください。(※6)

【Q&A】男性も豆腐の食べ過ぎはNG?

A:男性も食べ過ぎは良くありません。

男性でも、豆腐の食べ過ぎには注意しましょう。豆腐はヘルシーなイメージがあり、そのままでも食べやすいため、食事に追加するという方もいるのではないでしょうか。前述した一日の目安である豆腐1/3~半丁程度を意識しましょう。また、男性も過剰にイソフラボンを摂取するとホルモンのバランスを崩してしまうおそれがあります。(※68)

豆腐の食べ過ぎに気を付けよう!

豆腐の食べ過ぎには、栄養の偏りやホルモンバランスへの影響、お腹の調子を崩すなどいくつかデメリットがあります。毎食のように豆腐ばかりを食べるのは避けましょう。豆腐は、ほかのたんぱく質を含む食品とともにバランス良く食べることが大切です。食べ過ぎに注意して取り入れてくださいね。

【参考文献】

(2024/03/18参照)

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