Yahoo! JAPAN

【Y2Kリバイバル】nobodyknows+「ココロオドル」今も鳴り止まない平成パーティチューン

Re:minder

2004年05月26日 nobodyknows+のシングル「ココロオドル」発売日

【Y2Kリバイバル】ココロオドル / nobodyknows+

2004年の紅白にも出場したnobodyknows+「ココロオドル」


―― 今日、超バッドなことがあったのだが速攻で立ち直りたい。どうすればいいか。

そんなことを友人に相談されたら、とりあえずこれを聴けと、私はこの曲を差し出すだろう。そう、nobodyknows+の「ココロオドル」!

聴き流すだけで早足になり、心が宙に浮く。心に這っていたウジウジが飛んでいく!アドレナリンと幸せホルモンの分泌を促すサブリミナル効果を勝手に感じてしまうくらいの即効性がある。エンジョーイ!このリズムに抗える人はいないって。都会の雑踏をクラブやリゾートに変えてくれるハッピー濃度の高さよ!

nobodyknows+の「ココロオドル」は、2004年リリース。テレビ東京系アニメ『SDガンダムフォース』の第2期エンディングテーマに起用され大ヒット。この年の『第55回NHK紅白歌合戦』にも出場した。

タイトルに偽りなし。難しいことを忘れ、ココロオドル曲


初めて私が聴いたのは、多分ラジオだったと思う。歌っているnobodyknows+という人たちが誰なのか、どんな人でどんなメンバー構成なのかを空想する間もなく、流れてくる言葉とリズムに心を支配され、すぐCDを購入した。それが、2000年前半に流通していたコピーコントロールCD。ジャケットには 、ベジェ曲線を駆使して描かれたと思われるポップなイラストが!全体的に不思議な手作り感があった。

そのCDをプレーヤーにかけると、トキメキの心音をメロディー化したようなイントロ、嬉しさが爆発したときを再現したような声がポンポン弾けながら耳に飛び込んでくる。

 ♪ Enjoy
 ♪ 音楽は鳴り続ける
 ♪ Dance Dance Dance(READY GO)
 ♪ 置いていかないよ

そんな、やさしくて幸せな言葉の波。まさにタイトルに偽りなし。難しいことを忘れ、ココロオドル曲であった。ああ、脳天がパッカーン!奇しくも同じ2004年には松平健の「マツケンサンバⅡ」もリリースされていて、この年は、音楽の神様があえてバイブスを上げようとしてくれたのかもしれない。

5人のMCが弾ける気満々、ノリの良さ120%


当時のメンバーは、HIDDEN FISH(現;ノリノリで歌う坂梨)、crystal boy、ヤス一番?、ノリ・ダ・ファンキーシビレサス、そしてg-ton(2007年に脱退)という5人のMCと、DJ MITSU。MC陣のアーティストネームから、もう弾ける気満々、ノリの良さ120%である。ちなみに、ノリノリで歌う坂梨は、2023年末に改名する前は、ホクロマン半ライス!!! とも名乗っていた。どっちもインパクト大である。

この楽曲が面白いのは、この5人のMCがまくしたてているにもかかわらず、まったくうるさく聞こえないところである。ただただ、ノー天気に聴き流しているうちに、瞑想に近いモードに入り、次第に無になれるのだ。ある意味禅に近い音楽と言っていいだろう。言い換えるなら、飛び跳ねるようなリズムで体を揺らしているうちに、溜まった心の澱がふるい落とされる感覚。オドル(踊る)とは、元来そのための行動なのではないか。いやいや、難しく考えるまい。MCがひとり4小節で回していく心地のいいラップに乗り、ただただ楽しむのが一番!

2022年「THE FIRST TAKE」でリバイバル


そんな平成を盛り上げた「ココロオドル」は、18年後の2022年に再び大ヒットとなった。きっかけは同年6月10日に公開されたYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』への出演だった。アカペラから始まり、怒涛のようにDJが奏でるリズムと絡まっていくココロオドル言葉の渦に、リアルタイムを知らない若者も、当時お世話になった者も、クーッ、アガル!と身悶えしたのは想像に難くない。爆発的に再生数を伸ばし、iTunesのヒップホップ部門ソングチャートでも1位を獲得した。

実は、nobodyknows+は全員『THE FIRST TAKE』というコンテンツを知らず、最初、DJ MITSUのもとに出演オファーが来たとき、ちょっとわかんないんで結構ですと断ったそうだ。ちょっとわかんないんで‼しかし周りの若い子からすすめられて出演したという裏話はビックリである。

『THE FIRST TAKE』に出なくても、きっとこの曲は平成ブームのコンテンツや歌番組で取り上げられ、再ブームを巻き起こしただろう。けれど、『THE FIRST TAKE』がよかったなあと思うのは、なんといっても全員楽しそうなところがダイレクトに映っていたからだ。2007年に脱退し、ブルックリン在住のg-tonも合流し、オッチャンなのに子供みたいな笑顔だ。

ヒップホップアーティストとして史上初となる全国47都道府県ツアーを実施


改めてnobodyknows+の公式サイトへ飛ぶと、実はすごい人たちだと慄いた。2004年にはヒップホップアーティストとして史上初となる全国47都道府県ツアーを実施。2014年にはロシア第3の都市ノボシビルスク市より招聘を受けロシアライブを開催。2020年には、大人気アニメ 『ヒプノシスマイク』に楽曲提供した「Bad Ass Temple Funky Sounds」がオリコン他音楽チャートで軒並み1位を獲得―― と、素晴らしい経歴が並んでいた。

けれど、昔も今も、彼らの歌う「ココロオドル」は余計な装飾はない。いつだって、音楽って楽しい!それだけを澱みなく聴かせてくれる。だから、こんなに心地いいのだ。彼らは現在も名古屋を拠点とし、2011年から任命された愛知県 “あいち音楽大使” を継続。その公式サイトにあるDJ MITSUのコメントに、nobodyknows+のすべてが凝縮されているようで、思わず笑顔になった。

「がんばりまーす ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ なんだかたのしいね!」

なんだかたのしいね! ―― この言葉通り、彼らの音楽は明るくハッピーに鳴り続けるはず。深い理由はいらない。さあ、ひたすらたのしもう。エンジョーイ!

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. FUJIYAMAでドローン点検を導入 富士急ハイランド

    あとなびマガジン
  2. 【湘南 インタビュー】湘南へ移住を考える際に考えるべき住まい選びのポイントとは? 不動産会社のスタッフに聞いてみた

    湘南人
  3. 四つ葉のクローバーにテンションアップ 嬉しさを全身で表現するワンコのポーズにほっこり

    おたくま経済新聞
  4. 水色コスチュームのサンリオキャラクターのシール入り 七夕ポーチがピューロランドで発売

    あとなびマガジン
  5. 大崎・百反坂の「百反」ってどこから来たんですか?~階段説 vs 田んぼ説? 百反論争、勝手に開幕~

    さんたつ by 散歩の達人
  6. 忙しい大人女子こそマネして!セットが楽なボブヘア〜2026年6月〜

    4MEEE
  7. NEWS、ごぶごぶフェスで堂々の全8曲!「weeeek」「チャンカパーナ」で会場を明るく揺らす

    WWSチャンネル
  8. 週5で作っちゃう予感。ワンパンでできる「焼きそば麺」のウマい食べ方

    4MEEE
  9. 【動画】ハワイと日本を音楽で繋ぐアーティスト・LAʻHIKI、『PEACE STOCK 80ʼ HIROSHIMA 2026』の盛り上がりを語る「次もまたやってみたいなと思ったステージでした!」

    WWSチャンネル
  10. 毎日2回更新!4コマ漫画『かりあげクン』突如出現した縄の正体は

    ふたまん++