悩むより楽しんだ方がいい つながることで力をもらう「乳がんおしゃべり会」
昨年1月に乳がんと診断された仲野香織さん。その後3回の手術と抗がん剤治療を受けました。SNSで公開したところ全国の人から連絡が来るように。そこで「同じ病の人同士がつながれるように」と今年1月から月2回Zoomで「乳がんおしゃべり会」を開催しています。
病を得たから出会えた自分
話題は抗がん剤治療の副作用の経験などさまざま。
手術を控える人には「入院中は日々回復していく体のすごさを感じてきてほしい」と力づけ、手術が成功した「前祝い」もしてあげます。
参加者にとって、「おしゃべり会」は「一人じゃない」と実感できる癒やしの場。
「この時間だけが明るくいられる」という人も。
仲野さんは今月から回数を増やすことに決めました。
「病で落ち込む人を助けるために自分は病を得たと思っています」46歳で人生の折り返し地点を感じた時、「この先、年を重ねて病気になるかもしれない」と突如恐怖に見舞われたという仲野さん。
「恐れに打ち勝つ強い精神力を身に付けたい」と心理学や認知行動療法を学び続けました。
それが活動の原動力です。
ポジティブでいるには努力が必要
徐々に病気への恐怖は消えていき、現在50歳の仲野さんは病の人を明るく励ますとてもポジティブな人間に変わりました。
仲野さんの元気の秘訣(ひけつ)は「人との交流」。
16年間続けている料理教室を開いているのも、毎日ラインのグループで前向きなメッセージを送り合うのも「人と一緒に何かすること」が大好きだからです。
「ポジティブは努力」とこれからも仲間と楽しみながら強い心をつくっていこうと思っています。
乳がんおしゃべり会
ブログ/https://ameblo.jp/osm1543301/