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J2清水の北川「これからは自分たちとの勝負」

清水エスパルスの北川航也選手が前節、けがから復帰しました。欠場中に若手が出場機会を得たことについて「去年は若い選手を使う余裕がなかった。開幕からの戦いぶりがそうさせている」と勝ち点を積めている効果を語りました。「今後チームに大きな影響を与えてくれる」と若手に期待しています。

一問一答

―前節復帰した。
なるべく早く復帰して試合に出られる状態まで持っていくのがまず一つ目の目標だったので、前節は時間指定があったが、出られてよかった。

―試合に出てフィーリングは。
悪くなかった。相手も見えて、何をしなければいけないというのも自分の中で整理していた。点を取りに行く時間帯だったので、時間をつくることを大事にしながら、ペナルティーエリアに入る選手、前に出て行く選手が増えるように意識した。

―離脱中に外からチームを見て、試合に出て感じたことは。
外から見る時間は自分にとっても必要だったし、有意義な時間を過ごした。自分と乾貴士選手、カルリーニョス選手も欠場して、若い選手がスタメンや途中から長い時間出た。これはチームにとって後にいい効果が生まれる。

彼らの経験が今後チームに大きな影響を与えてくれる。自分がけがで欠場したのは悔しいが、プレーできない分、彼らがよく頑張ってくれた。次に生かしてほしい。

去年は誰かがけがをしても若い選手を使う余裕がなかった。今年チャレンジできているのは、開幕からのチームの戦いぶりがそうさせている。今後彼らの頑張り次第でどうにも転がる。何かあれば助けになりたいし、助けになってくれるとも思う。

―ピッチに戻る責任のようなものは。
ピッチに立つ以上、選手全員、クラブの全員が責任を背負わなければいけない。負けていい試合なんて一つもない。引き分けで終わっていい試合もない。自分たちは首位に立った以上、この座を渡すことがないように。自分たち次第で良い結果で終われる。ここからはもう自分たちとの勝負かなとも思う。

―首位に立ってチームに与える影響は。
直接的に何かあるわけではないが、まだ下とも詰まっている。一つ落としたら順位が入れ替わる。自分たちが勝って差を付けなければいけない。

最後の一歩が出るのはサポーターの声援があるから

―ここまで3得点。
間違いなくもっと点を取りたい。得点に絡むプレーをしていきたい中で満足はしていない。チームが勝つ確率が上がるプレーと結果で引っ張っていきたい。

―前節甲府戦では敵地に多くのサポーターが訪れ、劇的勝利を収めた。
ずっとそうだが、ホームはもちろん、アウエーにもかかわらずたくさんの人が来てくれるのは幸せなこと。それだけ期待されている。自分たちに間違いなく力を与えてくれる。最後の一歩だったり苦しいときのジャンプだったり。足を出せるか、スプリントできるか。その声援に支えられている。

新しく入った選手に、アウェーでもこれだけの人が来るってすごいよねってよく言われる。それが当たり前にならないように、自分たちは勝ち続ける。それによってさらに応援してくれると思うので、結果で応える。