佐賀弁!意味が難しい佐賀県の方言ランキング
今回はウェブアンケートにて総勢10112名に調査した<佐賀弁!意味が難しい佐賀県の方言ランキング>を発表します。佐賀方言、唐津方言、田代方言という、大別すると3種の方言が存在する佐賀県。古語や漢語の影響もあり、同じ佐賀県内でも住む地域や年代によって個性豊かな発展を遂げてきました。気になる方はさっそくランキングをチェック!
※記事中の人物・製品・サービスに関する情報等は、記事掲載当時のものです。
【佐賀弁!意味が難しい佐賀県の方言ランキング】
第1位 きゅーのしゃー(今日のおかず)(961票)
第2位 ぎんた、そいぎー(ばいばい、またね)(903票)
第3位 ぎゃーけ(風邪)(835票)
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10112名/調査日:2024年7月2日
猫の鳴き声ではありません!1位は「きゅーのしゃー」(今日のおかず)!
<投票者のコメント>
「九州は凄い!」
「ひとくくりに九州弁ともまとめられないね」
「とても他の県の人は意味が分からない」
「今日のおかず」を佐賀県の方言で言いたい時、「今日」は方言で「きゅー」、「菜(さい)」つまり「おかず」は方言で「しゃー」になるので、「きゅーのしゃー」となります。猫などの鳴き声のように思えて可愛いですね。ちなみに「今日のおかずは貝の汁」を佐賀県の方言で言う時は、「きゅーのしゃーはきゃーのしゅー」という言葉になります。響きが面白いですね!
人名ではありません!2位は「ぎんた、そいぎー」(ばいばい、またね)!
<投票者のコメント>
「がばいばあちゃんを思い出した。難しい方言だ」
「これを言われたら聞き返す」
「地方の人達を尊敬します」
「ばいばい、またね」を佐賀県の方言では、「ぎんた」や「そいぎー」と言います。それだけではなく、さらに「そいぎんた」や「そいぎ」、「そいぎね」とも!地域や年齢によってバリエーションが豊富なようです。「そいぎ」は元々は「それでは」という意味ですが、やさしい響きでまたすぐに会えるような気がして、別れの寂しさも和らぎますね!
叫び声ではありません!3位は「ぎゃーけ」(風邪)!
<投票者のコメント>
「叫んでいるように感じる」
「言われたらホントわからないかも」
「同じ九州で福岡です。でも、佐賀は謎」
「ぎゃーけ」は、方言を知らないと怪獣の叫び声か何かのように思えますが、実際は佐賀県の方言で「病気」、特に「風邪」を意味し、「風邪をひいた」は「ぎゃーけした」と言います。咳が出ることや咳が出る病気を意味する「咳気(がいき)」という言葉が変化して「ぎゃーけ」になりました。言葉の響きから、「風邪」という言葉よりも「ぎゃーけ」の方が症状がきつそうに思えます!