東京23区の釣り堀で100尾「束釣り」達成 種類豊富なキンギョと対面
4月13日(水)、東京都杉並区にある寿々木園へと束釣りチャレンジ釣行である。未開拓地への思いつき釣行であったが、結果的に爆釣タイムもあり目標達成となった釣行をレポートしよう。
寿々木園
同店は大正時代から長い歴史ある老舗つり堀である。阿佐ヶ谷駅南口よりほど近く、徒歩数分の住宅街にぽつんと存在しているキンギョ、コイ釣りが楽しめるつり堀だ。
マイタックル持参もOKであるが、エサは同店のエサを使用することになっている。レンタルタックルもあるのでもちろん手ぶらでも釣りが可能。
同店特徴としては、釣れるキンギョの種類が豊富で和金、デメキン、リュウキン、ランチュウ他高級キンギョなど、1時間釣行につき3尾までお持ち帰りが可能であること。数釣りを楽しむというよりは『多種を楽しむ傾向』のようだ。
※現在お店の『つり堀(キンギョ・コイ)営業時間は朝8時~日没となり、料金的には1時間650円となっている。エサ代はかからず、なくなればスタッフに言えば出してくれる。休日に関しては『毎週金曜日と雨天の日』となっているので、釣行日が悪天候の場合はお店に連絡して確認しよう。
タックル
サオは5尺万能小物ザオに自作仕掛けを使用。エサはお店の練りエサを使用した。水深は釣り座により差があるので『タナ取りゴム』などが必要だ。釣り座によりきちんとタナ合わせをする必要がある。
入店から釣り開始までの状況
8時15分に現地到着して受付の際に、店主へキンギョつり堀と、マイタックル持参で釣ることを伝え、釣り時間は3時間コースで合計1950円を支払い釣り準備。周囲を見渡すと朝イチから来ていると思われる常連の方々数名のみ。開店直後で自由に選べる状況だったのでエアレーション付近を考慮して釣り座を確保した。
開始はポツポツと
準備を済ませて釣り開始。1投目から数投様子を見ていくがウキは動かない。中央付近や離れた場所の表層には群れが居るが、反応は乏しくクチボソが掛かる程度。
10分程度経過したところで本日お初のキンギョが掛かった。モタレるようなアタリが多くなかなかに難しい釣りだ。30分程度経っても反応はかわらず12尾と渋めの釣りを堪能していく。
開始1時間後は高活性
周囲を確認するが厳しめで、ポツポツでも掛けているだけ十分な状況のようだ。そして1時間経過で釣果は24尾となり状況的には御の字である。
だがここでこれまで黙々とエサを打ち、渋めの釣りを繰返していた努力がついに実を結ぶことになる。時間は掛かったがサカナを寄せることができたようだ。明らかに投入後の反応がかわり連チャン祭り到来の予感だ。
爆釣前にデメキン2尾お出迎え
同店では普段お目に掛かれないキンギョが釣れると情報で知り私も出会いたいなと思っていたが、可愛らしいデメキンが釣れた。このミニデメキンは『お持ち帰り確定』だなとニコニコしているとさらに大きいデメキンが釣れてくれ写真を撮影してとても癒された。こちらの2尾が爆釣の合図だったのかもしれない。
ついに爆釣へ
私の釣り座の周りにはサカナも集まりだしてきており、仕掛けを入れるとフォールの段階でアタリが出ている。30分で37尾掛かり一気に61尾となる。
しかし、気温が上昇してくるとだんだん渋めのアタリにかわりつつある。同地のサカナキープ方法はバケツ方式なので弱る前にリリースしていく。ポツポツペースのアタリを見逃さずに掛けていき、2時間経過の時点で80尾をカウントした。
3時間目は再び激渋へ
厳しいながらにポツポツ釣れていたが、残り時間は35分だ。この時点で95尾となるが、釣れるサカナがクチボソばかりにかわり、寄せていた群れも去ってアタリが遠のいてしまった。少し離れた場所へ仕掛けを振込んでいき、回遊待ちを狙う。
3時間で100尾釣果達成
そんなこんなでみるみるうちに時間もなくなってしまうが、向こうアワセパターンも3回あり回遊してきたキンギョも釣れてくれ、なんとか100尾到達となった。本日当初の目的としては普段お目に掛からないキンギョをゲットできればと思っていたが、束釣りが出来るとは嬉しい誤算であった。
今後の展望
今回初めて来店したがとても落ち着く環境のつり堀であると認識できた。現在季節のかわり目なので難しい状況ではあるが、今後は気候も落ち着いていきてGWも魚影に期待のできる釣りとなりそうである。
都内駅近かつ多種のキンギョが楽しめる同店は今後も楽しめそうだ。また時間を見つけて釣行したいと思う。
お初釣行なりに気を使った点
最後に、今回気を使った点を紹介する。
1.タナ取りが最重要
つり池中央付近には沢山のキンギョが中層に確認できたが、あくまで食いがいいのは底付近に潜んでいるヤル気のあるキンギョなので、釣果に繋げるには底層のタナ取りが最重要と再認識した。
2.微細なアタリに反応する
わりと今回の釣行では高活性状況でもモタれるようなアタリが多く、ハッキリとしたアタリが少ないように思えた。そのためウキに出る「動いたかな?」的な動きにも反応することが大事で、一気に消し込むようなアタリよりも注意する場面が多々あったのは間違いない。
3.エサ打ちは欠かせない
同地ではお店の練りエサを使用することになっているが、開始からの手返しで合計で6個分の練りエサを使い切った。明らかにサカナの寄り爆釣タイムがあったのはエサ打ち努力に他ならない。そのことからやはり手返し回数が多い分、釣果にも影響は大きいのだ。
<なおぱぱ/TSURINEWSライター>
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