『名探偵プリキュア!』とのスペシャルコラボ『名探偵コナン』「はなまるな真実(アンサー)」が大反響! 知っているとより楽しめるネタまとめ&注目ポイントを解説
1996年に放送開始し、今年TVアニメ放送30周年となる『名探偵コナン』と、2004年に放送が開始された日曜あさの人気アニメ《プリキュアシリーズ》第23弾『名探偵プリキュア!』。
それぞれ放送局とアニメ制作会社が異なる2つのアニメで、特別コラボエピソードの放送が実現! 6月6日(土)に読売テレビ・日本テレビ系で放送された『名探偵コナン』「はなまるな真実(アンサー)」には、キュアアンサーが登場しました。
今回のスペシャルなコラボでは、『名探偵コナン』の作風でキュアアンサーの変身バンクが再現され、怪盗団ファントムの一員・ニジーの登場などSNSでも大盛り上がり。
さらに、プリキュアに憧れる歩美たちの前に現れたキュアアンサーの正体が、なんと怪盗キッドであったことも大きな話題に。子供たちの夢を守るためにコナンもキッド扮するキュアアンサーと協力し、息ピッタリで“キュアット解決”することに成功しました。
本稿では、そんなスペシャルコラボ『名探偵コナン』「はなまるな真実」の、知っているとより楽しめるネタをまとめてご紹介。“歩美が憧れるプリキュア”として描かれたキュアアンサー、『名探偵コナン』と『名探偵プリキュア!』の共通点など注目ポイントも解説していきます。
『名探偵プリキュア!』「名探偵の共演(アッセンブル)」のコナンネタまとめの記事はこちら
【写真】『名探偵コナン』「はなまるな真実」ネタまとめ&注目ポイント|『名探偵プリキュア!』とのコラボ
『名探偵コナン』×『名探偵プリキュア!』スペシャルコラボPV
『名探偵コナン』「はなまるな真実」あらすじ
米花町で多発する連続宝石強盗事件を知った歩美は、夢中になっているアニメ・プリキュアのストーリーと重ね合わせ、「盗賊団が現れればプリキュアに会える」と張り切る。次の標的と噂される金子宝石店で、コナンたち少年探偵団は警備をすることに。怪しい客を尾行し、犯行の決行日とアジトを突き止めたことで、警察が盗賊団を一網打尽にしたかに思えたが、歩美はある違和感に気付く……。探偵団はキュアット解決できるのか!?
『名探偵プリキュア!』とは
『名探偵プリキュア!』は、「自分で見て、感じて、考えて、“本当”の答えを出す」をテーマに、名探偵をモチーフにした物語。
明智あんなは、マコトミライタウンに暮らす14歳の中学2年生。誕生日に現れた妖精・ポチタンとお部屋にあったペンダントに導かれて2027年から1999年のまことみらい市にタイムスリップ…! そこで出会ったのは、名探偵に憧れている14歳の女の子・小林みくるでした。
怪盗団ファントムに大切なものを盗まれて困っている人たちを助けたい。そんな思いから、あんなとみくるは名探偵プリキュアに変身し、みんなの笑顔を推理で守ります。
『名探偵プリキュア!』ネタまとめ
キュアアンサーの変身バンク
物語の冒頭は「名探偵の共演(アッセンブル)」で起きた事件をもとにしたプリキュアのエピソードで始まり、これをプリキュアに憧れる歩美ら少年探偵団たちがTVで観ているという形で描かれていきます。
本来ならば小林みくる(キュアミスティック)と一緒に変身しますが、ここではあんな1人でキュアアンサーに変身。『名探偵コナン』の作風でキュアアンサーの変身バンクが再現されました。
ハンニンダー
怪盗団ファントムが盗んだ物を変化させて生み出される「ハンニンダー」。本エピソードの犯人は劇場型犯罪集団で、犯人のうちの1人は「ハンニンダー」の要素を取り入れて、宝石を変化させたような格好をしています。彼らはサントス盗賊団と名乗っていますが、歩美はプリキュアの「怪盗団ファントム」と混同していました。
マコトジュエル
歩美が口にする「マコトジュエル」とは、真実の力が秘められた宝石。人々の大切なものに宿るという『名探偵プリキュア!』のキーアイテムです。ジュエルを集めて時空の妖精・ポチタンを赤ちゃんの姿から元の姿に戻せば、あんなを2027年の世界に戻せるかもしれないとのこと。しかし、怪盗団ファントムのボス・ウソノワールは、世界をウソで覆うためにマコトジュエルを集めています。
決め台詞
プリキュアの決め台詞「見て 感じて 謎を解く これが私たちのアンサーだ!」を、怪盗キッド扮するキュアアンサーとコナンは「見て 感じて 謎を解く 真実はいつも1つ! これが私達の(俺達の)アンサーだ!」と『名探偵コナン』らしい言葉に。
さらに「プリキュア! フライング・スペクトル!」から「コナキュア! ダブル! フライング・スペクトル! ウィズサッカーボール‼」という必殺技も即興で編み出した2人。キッドはトランプ銃を、コナンはキック力増強シューズ+どこでもボール射出ベルトで出したサッカーボールを使用。犯人を倒し、事件を“キュアット解決”することに成功します。
歩美がプリキュアの格好
EDでは「スペシャルサンクス」として多田香奈子・荒巻壮也プロデューサーのクレジット。歩美がプリキュアの格好をしたシーンも描かれ、「NEXT CONAN'S HINT」では、怪盗キッドとキュアアンサーに変装したキッド(⁉)、コナンの掛け合いが。貴重なコラボレーションで視聴者を最後まで楽しませてくれました。
キュアアンサーの笑顔
今回のキュアアンサーの正体は怪盗キッドでしたが、プリキュアに憧れる歩美へと向けたのはとびきり花まるな笑顔。キッドは自身の都合だけでなく、歩美たちの笑顔を守るために動いていました。
『名探偵コナン』のネタまとめ
金子宝石店
『名探偵コナン』に登場する「金子宝石店」は度々強盗の被害にあっているため、少年探偵団は「またですか」といった反応に。
実は「歩美の絵日記事件簿」「歩美の絵日記事件簿2」「愛犬パン君はおりこうさん」「疑惑の2000万円」「歩美の絵日記事件簿5」と、いずれもアニメオリジナルエピソードで強盗に入られている金子宝石店。コナンが関わっていない「女子会ミステリー3」でも被害にあっていました。
腕時計型麻酔銃
阿笠博士が開発したコナンの必須アイテム・腕時計型麻酔銃。主に毛利小五郎を眠らせてコナンが小五郎を装って推理をする目的で使いますが、犯人確保に使用することも。今回は犯人の偽プリキュアを眠らせることに使用しています。
キック力増強シューズ&どこでもボール射出ベルト
こちらも阿笠博士の発明品。「どこでもボール射出ベルト」から伸縮自在のサッカーボールを出し、筋力を極限まで高める「キック力増強シューズ」で強烈なキック。怪盗キッドのトランプ銃との合わせ技で犯人を制圧しました。ここで流れていた曲は『名探偵コナン』のメインテーマ。2人で叫んだ「いっけええ~!」もコナンお馴染みの掛け声です。
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「怪盗キッド」にまつわるネタまとめ
「怪盗キッド」は“月下の奇術師”や“令和の魔術師”の名でも呼ばれ、ビッグジュエルを専門に盗みを働く大怪盗。『名探偵コナン』に登場していますが、同じく青山先生の漫画『まじっく快斗』からのゲストキャラクターです。
変装が得意で、声色も自由自在。巨大なイリュージョンのような鮮やかな手口で人々を熱狂の渦に巻き込みます。
その正体は、江古田高校2年生の黒羽快斗。初代怪盗キッドである父・黒羽盗一の後を継ぎ、二代目怪盗キッドとなりました。
コナンは「キッドキラー」と呼ばれており、2人は探偵と怪盗で好敵手とも言える存在ですが、状況によっては協力関係になることもあります。
予告状
今回の犯人が怪盗キッドに変装した際、お粗末な変装の上に予告状もデタラメなものでしたが、キッドは宝を盗む前に必ず予告状を出します。キザな文言と難解な暗号、似顔絵のマークが特徴で、警察はこの似顔絵マークで本物かどうかを見分けているようです。
怪盗キッドにまつわる曲
キュアアンサーが登場してコナンに正体を暴かれるシーンでは、怪盗キッドの曲を使用。さらにその後、キュアアンサー(怪盗キッドの変装)とコナンの共闘シーンでは、『名探偵コナン』のメインテーマ(劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』バージョン)が流れました。
トランプ銃
キッド扮するキュアアンサーが持っていたピンクの銃は、キッドのお馴染みのアイテムであるトランプ銃。トランプカードが発射される銃で基本的に殺傷能力はなく、主に威嚇や牽制で使用。怪盗キッドは決して人を殺すことはなく、キッドを追う警視庁の中森警部や「キッドキラー」の異名を持つコナンも、「怪盗キッドは殺人をしない」という認識を持っています。
金子宝石店にハトの姿
少年探偵団が金子宝石店を見張っていた際、キッドの象徴のひとつとも言えるハトがとまっていたので、おそらくキッドは偵察に来ていたと思われます。
怪盗キッドの詳しい記事はこちら
「名探偵の共演」と「はなまるな真実」の繋がり
『名探偵プリキュア!』サイドのコラボ回「名探偵の共演」と、『名探偵コナン』サイドのコラボ回「はなまるな真実」との連動にもご注目。「名探偵の共演」で起きた事件が「はなまるな真実」の冒頭で登場し、歩美の投稿した絵も「はなまるな真実」への布石となっていました。
盗まれたものは「シンデレラ」がモチーフ
「名探偵の共演」ではガラスの靴「12時のわすれもの」が盗まれ、今回狙われたのはかぼちゃの馬車の宝石「パンパンパンパンパンプキン」。いずれも新堂美佐子の作品で、「シンデレラ」がモチーフとなっています。
プリキュアに夢中な歩美
プリキュア側のコラボの「にがお絵チャレンジ」コーナーで、「よしだ あゆみ」の名前で投稿されたのは、『名探偵コナン』のエピソード「歩美の絵日記事件簿3」で歩美が描いた絵日記の絵でした。歩美がプリキュアに夢中だという『名探偵コナン』側のコラボ回とリンクしています。
“歩美が憧れるプリキュア”としての存在感
『名探偵コナン』では人間離れした能力を持つキャラクターが多数登場するとはいえ、作品の世界観としては限りなく現実寄り。ファンタジー要素を使えないという制約があるなかでの『名探偵プリキュア!』とのコラボですが、見事にプリキュアの変身シーンを披露しつつ、“歩美が憧れるプリキュア”として『名探偵コナン』の世界でイキイキと描かれました。
“現実にはいない”けど、現実と混ざりながら憧れる歩美の様子にはリアリティも。今回、TVの世界の遠い存在だけで終わらせず、実際にプリキュアとコナンたちを共演させるべく抜擢されたのが「怪盗キッド」。この粋な演出が、何重にも視聴者を楽しませてくれました。
歩美はプリキュアに憧れる子供たちの代弁者でもあり、「プリキュアー!がんばって〜‼︎」と応援。それに応える形でキッドがコナンに協力を求め、コナンとプリキュアのタッグ、コナンとキッドの共闘を同時に実現しています。
「さ コナン君! 一緒にハンニンダーを倒してマコトジュエルを取り戻すよ!」とキュアアンサー(怪盗キッド)から持ちかけられ、「はあ?」と怪訝な顔をするコナンでしたが、「いいから適当に合わせろ」と言われてすぐさま戦闘モードに。
「見て! 感じて! 謎を解く! 真実はいつも1つ! これが! 私達の!(俺達の!)アンサーだ!」「コナキュア! ダブル! フライング・スペクトル! ウィズサッカーボール‼︎」と息ピッタリな2人。トランプ銃とサッカーボールで、「いっけええ~!」と渾身の一撃で犯人を制圧しました。間近で見ていた歩美は、「本物のプリキュアに…会っちゃった!」と瞳を輝かせています。
歩美たちがTVでプリキュアを観ていたときに、本を読みながら「不思議なパワーで事件が解決するなら探偵なんていらない」と興味なさそうにしていたコナンですが、おそらくプリキュアの決め台詞をしっかりと記憶した上でアレンジしているあたり、さすがのコナン君といったところ。
コナンの正体は高校生探偵の工藤新一で、黒羽快斗とは顔や声がそっくりなのですが、劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』にて、2人の父親が実は双子の兄弟であることも判明しています。つまりコナンとキッドは従兄弟同士というわけです。
キッドは「犯人にクオリティの低い変装で真似されて、著作の不正使用に関して注意しに来た。真似される側にも権利がある」とコナンに説明していますが、“子供の夢を守るために”コナンと協力しながらプリキュアとして演じきりました。Cパートには、密かにキュアアンサーのポーズや決め台詞の練習をする快斗の姿が。
怪盗キッドは基本的に原作エピソードや劇場版などで活躍していますが、今回『名探偵コナン』のアニメオリジナルエピソードに登場するという超レアなコラボが実現しました。
『名探偵コナン』と『名探偵プリキュア!』の共通点
『名探偵コナン』と『名探偵プリキュア!』の大きな共通点は、探偵として推理していく物語であること。多くのキャラクター名の由来が推理小説の作者や登場人物であることも特徴的。さらに、両作品ともにアクションシーンも見せ場のひとつです。
『名探偵コナン』では、黒ずくめの組織によりAPTX4869という薬で高校生探偵・工藤新一の体が幼児化。『名探偵プリキュア!』では明智あんなが2027年から1999年にタイムスリップ。第1話で本来の状況を奪われてしまったところから物語が展開する点も共通しています。
強大な敵として『名探偵コナン』では黒ずくめの組織、『名探偵プリキュア!』では怪盗団ファントムという存在があり、それと同時に身近に起きる事件の謎を解いていく。周りの人に助けられながら、「組織の秘密を暴いて元の姿に戻る」「マコトジュエルを集めて元の世界に戻る」という強い意志を持って困難に立ち向かっています。
江戸川コナン=工藤新一の本質として特筆すべきは、「人が人を助ける理由に論理的な思考は存在しない」という言葉にあり、これは新一の幼馴染であり恋人の毛利 蘭にも共通していること。『名探偵プリキュア!』のあんなとみくるもまた、「困っている人がいたら助けたい」という信念を持ち続けている。そして、彼らには決して諦めない強さがあります。
このように『名探偵コナン』と『名探偵プリキュア!』には共通点が多く親和性があり、今回のコラボは『名探偵コナン』のファンが『名探偵プリキュア!』に、『名探偵プリキュア!』のファンが『名探偵コナン』に興味を持つきっかけにもなりました。
作中でコナンと灰原 哀に話しかけたあんなはキッドの変装だったのか、最後にキッドが飛んでいた場面に映し出されたのはどの世界線のあんななのか、SNSで続々と考察が投稿されるなど今もなお話題沸騰中。名探偵たちのスペシャルなコラボが再び実現するといいですね!