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【独占取材】「ペンギン1匹持って帰りたい…」岩内町出身・一山本関、ロンドンで本音炸裂!?動物園で大はしゃぎ&現地相撲クラブで熱血指導の滞在記

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【独占取材】「ペンギン1匹持って帰りたい…」岩内町出身・一山本関、ロンドンで本音炸裂!?動物園で大はしゃぎ&現地相撲クラブで熱血指導の滞在記

北海道岩内町出身で、大相撲の第一線で活躍する一山本関(32)。

先場所の悔しさを胸に、巡業で訪れたイギリス・ロンドンでの貴重なオフタイムに、北海道のテレビ局HTBが独占密着しました。

〓 「すげえ!」何十年ぶりの動物園で童心に返る

「(動物園は)ここ何十年行っていないですね」。

ロンドン市内の車中でそう語った一山本関。最後に動物園に行ったのは、大学生の時に多摩動物公園を訪れて以来だという。

そんな一山本関が向かったのは、1828年に開設された歴史ある「ロンドン動物園」。

映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のロケ地としても知られ、300種類1万以上の生物が暮らす広大な敷地を、期待に胸を膨らませながら進みます。

まず一行を案内されたのは、一山本関が「会いたかった」と話す動物のひとつ、ペンギンが待つ「ペンギンビーチ」でした。

「すげえ!」「めっちゃいるな!」

目の前に広がる光景に、一山本関のテンションは最高潮に。

ここでは約70羽のフンボルトペンギンが飼育されており、岩場を歩き回ったり、プールを縦横無尽に泳ぎ回ったりする姿を間近で見ることができます。「日本でもこんな近くで見ることなかなかないですよね?」と興奮冷めやらぬ様子で、スマートフォンのカメラを向け続けます。

あまりの可愛さに…

「1匹持って帰ってもバレないですかね?」

「sorry」

続いてペリカンのもとへ。

その大きさに圧倒されつつ、「あれでつつかれたら痛えだろうな」と、やはり力士ならでは(?)の視点でコメント。

さらに、熱帯の生物が集まる「ガラパゴス館」へ。室温27℃という環境に汗をぬぐいながら進むと、そこにいたのはガラパゴスゾウガメ。

ほとんど動かないその姿に「死んでるわけじゃないですよね?」と心配しつつ、その堂々とした佇まいに「イスだって言われたら座りますよね」と笑いを誘いました。

ここで、ゾウガメの体重が約125kgであることが判明。自身の体重(155kg)と比較し、「ギリ俺の方が重いな」と、謎の勝利宣言(?)も飛び出しました。

そして、動物園訪問のクライマックス。一山本関が「パンダも好きだけど、カワウソとかが好き」と語っていた、念願のコツメカワウソとの対面です。

「うわ、ほしいなあれ!」「かわいいな」。

岩場をちょこまと動き回り、小さな手で何かを掴む仕草に、すっかり心を奪われた様子の一山本関。「ちっちゃい手で物を食べてるのがかわいくないですか?」と、その魅力を熱弁します。

〓 「早く帰りたいっす」ロンドン9日目で本音がポロリ?

動物園でリフレッシュした一山本関ですが、ロンドン滞在も9日目。少しお疲れの様子も見え隠れします。

ロケの合間にはHTBの段木アナウンサーとビデオ通話。ロンドンの感想を尋ねられると、少し照れくさそうに…

「あんまり大きい声じゃ言えないけど、早く帰りたいっす」

とまさかの本音が飛び出します。

〓 「マイゲシラ イチヤモトだ!」ロンドン相撲クラブで熱血指導

ロンドン滞在のもう一つの目玉が、現地の相撲クラブとの交流です。

ANNロンドン支局の特派員でHTBの立田記者の案内で向かったのは「ワンダル・レクリエーション・センター」。ここで活動するのが「ロンドン相撲クラブ」です。

一山本関が道場に入ると、稽古中だったアマチュア力士たちが一斉に注目。「スペシャルゲストが来てくれたぞ!」「マイゲシラ(前頭) イチヤモトだ!」と紹介されると、大きな拍手で歓迎されました。

イギリスでは近年、ヨーロッパ出身力士の活躍などもあり、相撲人気がじわじわと高まっており、このクラブにも老若男女、様々な体格の人々が集まり、週に2回ほど熱心に稽古に励んでいます。

見学だけでは終わりません。一山本関の血が騒いだのか、急遽、現役関取による即席の「相撲講習」がスタートしました。

クラブのメンバーからは「突き押しの場合、どこを狙いますか?」と専門的な質問も。一山本関は「僕で言うと、最初はのど元を突っ張っておいて」と構えを見せ、「土俵際にきたら、お腹の辺り。のど元を押すと(相手に)逃げられるから、最後はお腹を押せば(押し出せる)」と、非常に具体的かつ実戦的なアドバイスを送りました。本物の関取から直接指導を受けられるまたとない機会に、メンバーたちの目も輝いていました。

交流の最後には、クラブから記念品としてテディベアと、「to Ichiyamamoto from British sumo(英国相撲界より一山本関へ)」と刻印された銀色の杯が贈呈されました。「アリガトウゴザイマス」と笑顔で受け取った一山本関。最後はクラブ全員と「One, Two, Three, GO!!」の掛け声で記念撮影。国境を越えた相撲愛が、温かい空気を生み出しました。

✈️ リフレッシュ完了! 九州場所へ「2桁しっかり勝てるように」

動物園での癒しと、相撲クラブでの熱い交流。充実したロンドンでのオフを過ごした一山本関。

帰りの車中で、今回の滞在がリフレッシュになったか問われると、「ある程度はリフレッシュになって、(4勝11敗だった)先場所の嫌だった記憶もほぼ消し去ったので」と、心身ともに良い切り替えができたことを明かしました。

先場所の悔しさを晴らすため、そして故郷・北海道のファンの期待に応えるため、一山本関の視線はすでに次の戦いに向けられています。

11月に始まる九州場所の目標について尋ねられると、力強い言葉が返ってきました。

「9月は大負けしたので、番付を戻すという意味では、2桁しっかり勝てるように準備して頑張っていければいいと思う」。

ロンドンで英気を養った一山本関。九州の土俵での「イチヤモト」コールを背に、再び大きな花を咲かせてくれることを期待しましょう。

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