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「郵便の父」前島密の功績たたえる100回目の献碑祭 上越市の生家跡で開催

上越タウンジャーナル

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新潟県上越市出身で「日本近代郵便の父」として知られる前島密(1835〜1919)をたたえる献碑祭が2022年7月1日、同市下池部の生家跡に立つ前島記念館敷地で行われた。100回目の今年は、郵便関係者や地元住民など例年の3倍となる約150人が出席。郵便制度をはじめ、日本の近代化に貢献した前島の功績を全国に発信していくことを誓った。

生誕記念碑の前で「浦安の舞」が披露された前島密献碑祭

献碑祭は、前島の死後の1921年(大正10年)に同所に生誕記念碑が建立された後、地元住民が中心となって1923年(大正12年)から毎年7月1日に開催している。高さ約5m、幅約1.5mの記念碑表面の「男爵前島密君生誕之処」という文字は親交の深かった渋沢栄一が揮毫(きごう)。裏面には會津八一や坪内逍遥らがまとめた、郵便のみならず海運、新聞、電信、電話、鉄道、教育など多方面で活躍した前島の功績が「日本文明の一大恩人」としてつづられている。

記念式典のオープニングで太鼓演奏する地元雄志中生徒

100回目の献碑祭では、「浦安の舞」が奉納され、出席者が記念碑前の祭壇に玉串を捧げたほか、記念式典のオープニングは地元市立雄志中学校の生徒が和太鼓の演奏を披露した。

記念式典であいさつする実行委員会の新井会長

記念式典で、同祭実行委員会会長で下池部町内会の新井美智雄会長(70)は、「密翁は社会、経済、文化の発展に貢献し、日常生活に欠かすことのできない存在。明治維新に行った先見性は天才のなす業で、画期的なイノベーションを起こした偉人と考える。(生誕地を)上越地域の一大観光拠点として温故知新の理念で全国に発信していきたい」と述べた。

記念館に立つ前島の銅像

▽前島記念館 https://www.postalmuseum.jp/guide/maeshima.html

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