釜石SW プレシーズンマッチ2戦目(IBC杯招待試合)で狭山RGに勝利42-40
NTTジャパンラグビーリーグワン2部の日本製鉄釜石シーウェイブス(SW)は25日、釜石鵜住居復興スタジアムで行われた第60回IBC杯ラグビー招待試合で、3部の狭山セコムラガッツ(RG)と対戦。42-40(前半35-12)で勝った。プレシーズンマッチ2戦目、今年初めて導入されたリーグワンライジングを含めると4戦目で、今季初めての勝利を挙げた。プレマッチは残り2試合。課題を修正し、12月13日のリーグ開幕戦に挑む。
同試合は選手交代自由などの特別ルールで行われた。釜石は前半、昨季の主力選手を投入。敵陣内でのプレーが続き、優位に試合を進めた。3分にWTB小野航大が先制トライ。13分にはモールから右に展開したボールを粘り強くつなぎ、最後はCTBヘルダス・ファンデルヴォルトがゴールポスト足元に決めた。21分、狭山に1トライを返されるも、釜石は波に乗る。24分、敵陣22メートルライン付近でパスを受けたナンバー8サム・ヘンウッドが相手ディフェンスを次々と振り切り、圧巻のトライ。21-7とした。
観戦客を沸かせたのは31分。左サイドを前進しながらパスのフォローがうまくつながり、ロック、ベンジャミン・ニーニーが回り込んで中央にトライ。37分には自陣10メートルライン中央付近で、相手パスのこぼれ球を前方に低く蹴り出したWTB阿部竜二が自ら追い付き、そのまま中央にトライ。前半終了間際、狭山に2本目のトライを許したが、35-12とリードして折り返した。
後半、釜石は15人全員を入れ替えた。狭山も6人が入れ替わると、試合の流れが一転。釜石は自陣でのプレーを強いられ、反則も増加。30分までに4連続トライを決められ逆転された。ディフェンスが後手に回り、ラインアウトのミスでボールを奪われる場面も目立った。32分にロック畠澤諭が意地のトライで再逆転し42-40。かろうじて逃げ切ったものの、前後半の差が際立つ結果となった。
試合後、トウタイ・ケフヘッドコーチ(HC)は場内インタビューで、「スクラムは良かったが、相手にターンオーバーを与えてしまった場面が多すぎた。残りのプレシーズンマッチでさらに勝利を重ねて、リーグ戦開幕を迎えたい」と話した。
今季、主将を務めるフランカー河野良太選手は「後半、反則が増え、自分たちのペースでできなかった。80分を通して、自分たちのやりたいラグビーができるように修正していく必要がある」と課題を見据えた。自身にとっては主将就任後、今季初めての試合出場。「久しぶりで、試合感というところで難しい部分はあったが、そこはプレーを続けていけば問題ないと思う」。リーグ戦開幕へ「一つ一つ目の前の試合を勝つことが大事。最終目標の2部4位以内を達成できるよう、しっかりやっていきたい」と気持ちを引き締めた。
釜石SWのプレシーズンマッチ第3戦は11月22日。リーグ開幕戦で戦う清水建設江東ブルーシャークスと江東区夢の島競技場(東京都)で対戦する。