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フライパンでも上手に焼ける?『いわしの塩焼き』の上手な焼き方とは?

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フライパンでも上手に焼ける?『いわしの塩焼き』の上手な焼き方とは?

いわしは塩焼きにして食べると美味しい魚だが、食べるときに内臓や骨が気になった経験はないだろうか。じつは、いわしをそのまま焼くだけでは美味しい塩焼きは作れない。とはいえ、いわしの詳しい下処理方法を知っている人は少ないだろう。そこで今回は、いわしの塩焼きを美味しく作る下処理の方法を紹介しよう。

1. 塩焼きするいわしの下処理のやり方

いわしを塩焼きにする場合は、まず下処理をする必要がある。魚の下処理は難しいイメージがあるが、実際はそこまで難しくない。以下では下処理の方法を順を追って説明しているので、ぜひ参考にしてみてほしい。

いわしの下処理のやり方・手順

いわしの下処理の手順は以下の通り。水を張ったボウルの中でうろこを優しく取り除く。うろこは包丁の先を尾から頭に向かって動かすようにして取ってもよい。包丁を使うなら、身を傷つけないよう注意しよう
頭を切り落とし、腹に切り込みを入れて内臓を取る
腹の中や全体を流水でよく洗う
水分をしっかりとふき取る
ちなみに、内臓は取らなくてもよい。ただし、内臓の苦みやえぐみは好みが分かれるため、苦手な人は下処理の段階で取り除いておくのがおすすめである。内臓を取ったあとは、腹の中にある血合いを指の先でこそげ取るように洗うとよい。

2. 魚焼きグリルでいわしの塩焼きを作る方法

いわしの塩焼きはいろいろな方法で作れるが、まずは魚焼きグリルを使う方法から見てみよう。

魚焼きグリルでいわしの塩焼きを作る方法・手順

いわしの塩焼きを魚焼きグリルで作る手順は以下の通り。いわし全体に1尾あたり小さじ1の塩をまぶす
少し時間を置いて水分が出てきたら、キッチンペーパーなどでふき取る
ヒレなど焦げやすい場所に化粧塩をする。内臓を取らない場合は、裂けやすい腹の部分にも化粧塩をしておく
魚焼きグリルで様子を見ながら4~5分焼く
裏返してさらに2~3分焼く
両面がこんがりと焼け、中まで火が通れば完成である。化粧塩をすることでヒレなどの薄い部分が焦げにくくなり、仕上がりが美しくなる。

3. 魚焼きグリル以外でいわしの塩焼きは作れる

いわしの塩焼きといえば魚焼きグリルで作るイメージがあるが、じつはフライパンやオーブンを使っても美味しい塩焼きが作れる。それぞれの作り方を詳しく見てみよう。

方法1.フライパンでいわしの塩焼きを作る

フライパンでの作り方は以下の通り。いわしを下処理する
いわし全体に塩をふってしばらく置き、水分が出たらふき取っておく
薄く油をひいたフライパンで片面8分ずつ焼く
大きめのいわしで火が通りにくいときは、片面を焼いたあとにひっくり返してからふたをして蒸し焼きにするとよい。フライパンの場合は魚焼きグリルより焦げにくいため、化粧塩はしなくてもよいだろう。

方法2.オーブンでいわしの塩焼きを作る

オーブンで作る方法は以下の通り。いわしを下処理する
いわし全体に塩をふってしばらく置き、余分な水分をふく
オーブンシートを敷いた天板にのせ、200℃に予熱したオーブンで20~25分焼く
オーブンで作ったいわしの塩焼きは皮がパリッと仕上がり、フライパンや魚焼きグリルとはまた違った美味しさが楽しめる。

方法3.トースターでいわしの塩焼きを作る

オーブンや魚焼きグリルがない人は、トースターを活用するのもおすすめだ。トースターでの作り方は以下の通り。いわしを下処理する
全体に塩をまぶし、水分が出てきたらふき取る
アルミホイルの上にいわしをのせ、トースターで15分前後焼く。
トースターは焦げやすいので、焦げそうになったら途中で上にアルミホイルをかぶせよう。

4. いわしの塩焼きの美味しい食べ方3選

いわしの塩焼きの作り方が分かったところで、次は美味しい食べ方について見てみよう。

食べ方1.大根おろし+醤油

最も人気があるのは、大根おろしと醤油とともに食べる方法ではないだろうか。大根おろしはすりおろしたあと、軽く水分を絞っておくと使いやすい。あとは好みで醤油をかければ、いわしの塩焼きが美味しく食べられる。

食べ方2.ポン酢+大根おろし+しょうが

ポン酢を活用しても酸味がよい味を出してくれる。あさつきや七味など、香りや辛みを好みで使用すればアクセントがついてさらに美味しくなるだろう。また、ポン酢と一緒に大根おろしやおろしショウガを合わせても美味しい。

食べ方3.ゆず果汁+甘酢

ゆず果汁に甘酢をプラスした合わせ酢で食べても美味しい。さっぱりとしたゆずの風味で食べやすく、つまみにもおすすめである。

5. いわしの内臓は塩焼きにして食べられる?

いわしを含む魚の内臓には、「アニサキス」と呼ばれる寄生虫が存在していることがある。アニサキスは漁獲後に内臓から筋肉へと移動する可能性があるため、できるだけ早く内臓を取り除くのがおすすめである。また、アニサキスは熱や冷凍に弱く、-20℃の環境で24時間以上冷凍するか、70℃以上で加熱(60℃の場合は1分加熱)すると死滅する(※1)。いわしの内臓は好んで食べる人もいるが、必ず中心までしっかりと加熱したうえで食べよう。冷凍している場合でも、家庭用の冷凍庫では-20℃の条件に満たない可能性があるため、加熱して死滅させる方法がおすすめだ。いわしの塩焼きを内臓ごと作りたいときは、中心まで加熱されているかどうか必ず確認しよう。アニサキスはアニサキス症を引き起こすだけでなく、アニサキスアレルギーのリスクもある。呼吸困難などになる場合もあるため、注意したい(※2)。

結論

いわしの塩焼きはとても美味しいが、下処理や調理法を間違えてしまうとアニサキス症やアレルギーを引き起こす可能性がある。また、臭みなどが残って美味しく食べられないこともあるだろう。そのため、しっかりと下処理をしたうえで加熱して食べてほしい。正しく調理すればとても美味しいので、ぜひ試してみてはいかがだろうか。(参考文献)
※1参照:厚生労働省「アニサキス食中毒に関するQ&A」

※2参照:食品安全委員会「アニサキス症(概要)」

投稿者:諸田結
監修者:管理栄養士 児玉智絢

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