暮らしを”ちょっと”バージョンアップしてくれる青果店♪ 西山にある『にじ屋』で丸ごと桃ジュース&お買い物を堪能 三田市
商店街のように、会話を楽しみながら買い物ができるお店を作りたい!と奮闘している青果店『にじ屋 sanda base』(三田市)。古刹『心月院』や飲食店が点在する住宅地の中にあります。
店主の片山さんは青果に携わり16年。西宮の果物問屋を経て青果の移動販売で独立し、三田にお店を構えてからもうすぐ3年になります。
頑張っている農家と、安全で美味しいものを食べたい消費者の架け橋になりたい!と日々忙しく奔走中。店名の“にじ”はここから名付けられました。
扱う青果は「鮮度が命」と、当日朝採りのものなども扱い、古いものは置かないよう徹底していて、有機栽培、無農薬、減農薬などできるだけ体に優しく、かつ美味しい青果を揃えています。
1に鮮度、2に安心安全。そして、スーパーでの買い物では分からない、生産者の想いを消費者に届けることを大切にしています。
例えば「まるで科学者のように緻密」と片山さんが評する農家の中末さんは、土に作付する露路栽培にこだわり、旬のものをより美しく、より厚みのある味わいに、と試行錯誤や微調整を重ねています。茹だるような暑さの日も、凍えそうな寒さの日もたった一人で黙々と野菜と向き合う姿が、”鉄人”と言われる由縁。
扱う商品それぞれにエピソードがあり「こうやって作られたんだって」など、食べながら会話が弾めばそれも嬉しい。と話されていました。
果物問屋に勤めていただけあって、特に「フルーツ」の目利きには自信あり。「これはあまい!」「こちらは酸っぱめ」など正直に教えてくれるから、迷った時はぜひアドバイスを聞いてみて。
決して便利な場所ではないのに、人が次々やってきてジャンジャン売れていくところに人気のほどが伺えます。
疲れたら、生ジュースで一休みを。筆者は、季節限定“桃”を丸ごと1個使ったジュースをいただきました。
果実を潰したどろっと感が濃厚さを物語っていて、暑さでぐったりな体にパワーを入れてくれます♡
学校以外にも子どもたちの居場所を作りたくて、と設けられた「駄菓子コーナー」。お菓子を買いに子どもたちがやってきて、お店が賑やかになれば嬉しいとか。
学生時代に旅したヨーロッパで、マルシェが盛んな文化を目の当たりにし「野菜は八百屋、果物は果物屋、とそれぞれ会話を交わしながら日常的に買い物を楽しんでいる。日本でもこのスタイルが再び定着し、生活に楽しみが増えれば」と願っています。
筆者もこの日はスタッフや、居合わせたお客さんとあれやこれや話をしながら、お買い物を満喫しました♪
こちらでは青果だけでなく「何でも揃う」ほか、料理上手なスタッフが考案した惣菜やドリンクの新作レシピも続々登場!
商店街のように買い物を楽しめる工夫がされています。
「僕自身、商店街のぶらり歩きが好きなんでね」と商店街愛に溢れる片山さん。ちょっと喋って、ちょっと笑って、楽しく買い物をしてもらえたら、と話されていました。
場所
にじ屋 sanda base
(三田市西山2丁目8-19)
営業時間
10:00〜17:00
駐車場
あり(無料)
※店舗前に数台、駐車スペースあり。徒歩すぐの場所にも契約駐車場(2台)あり
TEL
079-553-0248