お得に利用!別荘の定額サブスク
休日は別荘でひと息つく生活、一度はしてみたいなと憧れますが、今、別荘を月額の定額サブスクで利用できるサービスが広がっています。
入会待ち1000人以上!人気の別荘サブスク
別荘のサブスクサービス「WITH SEA」を運営しているHORIJUKU株式会社 WITH SEA事業部 勝沼章仁部長のお話です。
HORIJUKU株式会社 WITH SEA事業部 勝沼章仁部長
別荘を、登録いただいた会員の方に、月額のサブスクリプションのサービスとして提供しています。1ヶ月5万5000円という定額をお支払いいただくことで、WITH SEAの会員になることができます。会員の方々は、10拠点の物件の予約状況を見て、ご自身が泊まりたいタイミングで空いていれば、予約をとって宿泊ができる。3月下旬にサービスを開始して、まだ始まってから4ヶ月程度しか経っていないサービスとなっています。別荘って年がら年中使っているわけではなくて、無駄になっている期間も、それ相応にあるんじゃないかなと思うんです。みんなでシェアすることによって、お手軽に安く使えるというところが今までなかった価値、意義なのかなと捉えています。
WITH SEAという名前の通り、海を感じられる場所にあって、沖縄や、福岡、湯河原、千葉など10の拠点に別荘を設けています。1回の予約で最大3連泊できて、多い方では月に10泊以上している人もいるそう。入会待ちが1000人以上いるほど人気だということです。
月の会費が5万5000円で、曜日によっては、これとは別に宿泊費がかかる場合もあります。利用者の中に会員が1人はいないといけないんですが、友人同士で割り勘で利用することもできるので、かなりお得になっています。
WITH SEA
保養所の新たな形!?企業も別荘サブスクを利用
ここまでは個人利用についてでしたが、「企業」が別荘のサブスクサービスを契約するケースも出てきています。自然に囲まれたキャビンなどの別荘を持つSanuのサービスを去年4月から法人契約している、アパレルメーカー「ゴールドウイン」の木元議宣さんに伺いました。
株式会社ゴールドウイン 木元議宣さん
弊社は年間で90泊の枠をいただいています。月額5万円、こちらは固定費。プラス従業員が宿泊する都度に1泊、月曜日~木曜日は1万5000円。祝日・祝前日は1泊2万円、宿泊料金としてはそのような価格をお支払いしている。福利厚生の位置付けとして契約しています。Sanuさんの個人プランもありますが、なかなかそこまで手が届かない社員に対しても、会社として一部費用を負担することによって、サービスに触れてもらうことを提供しています。保養所だと、自分たちで宿泊の募集を募って、例えば予約が重複したら調整する。そういうのも総務部では発生していたりするんですけど、Sanuさんの場合は、基本的には各社員が自分たちで予約できる場所に予約する、簡便さはあるのかなと思っています。
会社側が月額の固定費は払ってくれるので、個人負担は安く済むという形。ゴールドウインの場合は、年間で90泊の契約ということでしたが、9ヶ月経たずに全て使い切るほど、社員からも好評だそうなんです。
Sanuは去年4月に法人向けのプランを始めてまだ1年3ヶ月ですが、すでに契約企業は150社以上になっています。Sanuでは今月から企業の固定費が税込9万円のプランで新規受付を行なっていて、その分、従業員の負担がさらに少なくなる形になりました。
管理の手間やコストがかかる「保養所」に比べて、企業側にも利用する社員にもメリットがあって、こういったサブスクが広がっているようです。
保養所に馴染みのない若者にも人気!
再び、自身も何度か別荘を利用したという、ゴールドウイン木元さんのお話です。
株式会社ゴールドウイン 木元議宣さん
他の保養所の利用率は、かなり下がってきているのは正直なところ実情としてはありました。そういう中で、法人契約を実際にさせていただく前に、試験的に1ヶ月、2ヶ月だけ特別に宿泊をさせていただく機会を当時いただいて、そこでも若手社員含めて非常に反応が良かったので、年間のサブスクリプション型での契約ということで、引き続き利用する流れになりました。オフィスワークも多くて、どうしても閉塞感が出てしまう。なので、少しアウトドアに足を運んで、ゆっくり流れる時間の中で過ごすのは、本当に心身ともにリフレッシュされる、発想も柔軟になりますし、メリットは数え切れないほどある。それは私自身も利用して感じているところです。