藤岡正明&木村花代が挑む「二人芝居」~日本初演ミュージカル『Hundred Days』が開幕 - Yahoo! JAPAN

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藤岡正明&木村花代が挑む「二人芝居」~日本初演ミュージカル『Hundred Days』が開幕

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ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

2020年2月20日(木)新宿シアターモリエールで日本初演のオフブロードウェイ・ミュージカルHundred Daysが開幕した(モリエールでの公演は24日まで。3月4日~3月8日に中野ザ・ポケットでも上演)。シンガーソングライターで俳優の藤岡正明と、元劇団四季のミュージカル女優・木村花代の2人によるロック・ミュージカル。日本語上演台本・訳詞・演出を板垣恭一が、音楽監督を桑原まこが務める。開幕を前に行われたゲネプロ(総通し舞台稽古)の様子を写真とともにお伝えしたい。

本作は100日を100年のように生きようとした夫婦、ショーンとアビゲイルの回想録。シンプルなセットと、6人編成のロックバンドがライブハウスでコンサートを行うような形式で劇が進行していく。冒頭から畳み掛けるようなリズムと音の洪水の中で、「他人を愛して生き抜く」ことについてのあらゆる思索を旋律に乗せて投げかけてくる。

自らギターを握って「ベンソンズ」というバンドを率いるリーダー・ショーンに扮するのは、シンガーソングライターとしても活動している藤岡正明。伸びやかな歌声と可憐なイメージの木村花代は自身初となるロックミュージカルのヒロイン・アビゲイルとして力強くも奔放な女性役に挑む。

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

上演時間は約100分。会場は、新宿シアターモリエール(3月4日〜は中野ザ・ポケット)という客席数200席にも満たない小劇場。舞台上にいるのは、藤岡と木村、そしてピアノやドラムなどのバンドメンバー4人。まさにライブハウスのような空間で繰り広げられる、“ミュージカル”だ。

『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』のような作品を思い浮かべていただければ、分かりやすいだろうか。ライブのようでもあり、ミュージカルでもあり、一つの芝居でもある。個性的なアビゲイルと、陰気なショーンの二人による独白と会話で紡ぎ、ロックからフォーク、パンクなど幅の広い音楽とともに、人生を、そして愛を語る。

木村は「ロック魂」を炸裂させ、ソウルフルな歌い方が印象的。いい意味でこれまでの木村の可憐なイメージを打ち破り、あらゆるものを曝け出し、爆発させる。藤岡は、ショーンの「陰気」なキャラクターをよく掴み、丁寧に表現。さらに、得意のギターを自在にかき鳴らしながら、優しい歌声を響かせる。ミュージカル俳優でありながら、シンガーソングライターとしての矜持を感じた。

なお、アンコール曲は、観客からのリクエストを受け付けて披露される(すでに募集は終了)。本編とはまた違う魅力を持つリクエスト曲ばかりなので、楽しみにしていてほしい。

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

出演者と演出家からの開幕コメントも紹介しよう。

■藤岡正明

この作品がお客さんにどのように受け止めてもらえるのか不安もありましたが、最後はみなさんスタンディングでいい笑顔をいただき、大きな勇気になりました。明日からガンガン突っ走っていくので2回、3回と来ていただいて、一緒に盛り上がっていきましょう!

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

■木村花代

盛り上がっていただけましたか?本当に楽しかったです!ベンソンズに会いに来てください! 

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

■板垣恭一(日本語上演台本・訳詞・演出)

仕上がりました!ライブとかしばらく見てないなあという人には極上のコンサート体験を。なのにお芝居でもあって、最高のミュージカル体験もできちゃいます。人間関係に問題を抱えている男女が出会い、夫婦になり、未来に向かって歩き出す物語です。「生きづらい」と感じている人にはぜひ。「心の穴」が埋まらないと感じている方にもぜひ。お待ちしております。

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

ミュージカル『Hundred Days』ゲネプロの様子

取材・文=五月女菜穂

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