『VIVA LA ROCK 2025』、⼤熱狂のうちに閉幕 2026年は野外開催へ
埼⽟県を代表する⼤型ロックフェスティバル『VIVA LA ROCK 2025』が、5⽉6⽇、4 ⽇間の開催を終えた。さいたまスーパーアリーナにて2014年から毎年ゴールデンウィークに開催を続けてきた、春フェスの代名詞のひとつでもある『VIVA LA ROCK』(通称:ビバラ)。12回⽬の今年は5⽉3⽇から6⽇までの4⽇間にわたって開催され、4⽇間合計で105,000⼈が参加し⼤いに盛り上がった。
初⽇である5⽉3⽇は、初のフルバンドを従えてのパフォーマンスでビバラ初参戦したHANAも話題になったが、⼥性アーティストが多く出演し、屋内の3つのステージのヘッドライナーすべてがラッパーという、新しい⾳楽とライブの提⽰を響かせた。
2⽇⽬=5⽉4⽇は、ここ何年かのミュージックシーンを牽引している⼒強くもしなやかなアーティストの鮮やかなライブが続き、3万⼈を上回るフェスファンが歓喜の声を上げ続ける熱い時間が続いた。
3⽇⽬=5⽉5⽇は、数々のフェスでヘッドライナーを務め続ける強者たちが集結し、こだわりの⾳響システムを導⼊している『VIVA LA ROCK』ならではの⾼⾳質にして爆⾳の熱狂ライブを繰り広げた。
そして最終⽇=5⽉6⽇は、このフェス恒例のパンク勢やラウドロック勢が⼤集結する、「ご飯を⾷べる時間がない」とライブファンを狂喜させるタイムテーブルが今年も最⾼のロックタイムを作り上げ、⽇本のロックシーンを代表するバンドマンたちが、まるでバトンを渡し合うような⾒事なスピリットでビバラを彩った。
終演後、プロデューサーである有泉智⼦から感謝の挨拶があったが、その中で驚きのアナウンスが⾏われた。13回⽬にあたる来年=2026年の開催は、従来のさいたまスーパーアリーナでは⾏われないことが告げられた。今年開業25周年を迎えた⽇本を代表する巨⼤アリーナは、来年から⼤幅な改修⼯事に⼊ることになり、そのために『VIVA LA ROCK』も使⽤できないことになったという。
さらに発表されたのは、来年の会場。2026年は浦和レッズや埼⽟スタジアム2002と共に、埼⽟スタジアム周辺に特設会場を設置し、開催する予定だとアナウンスされた。埼⽟にこだわる『VIVA LA ROCK』ならではのアイディアであり、何年間も浦和レッズとパートナーシップを築き上げてきた関係性の中で画期的な1年限定の開催を果たすことが発表され、約3万⼈の参加者は驚きながらも⼤きな拍⼿で来年の開催を喜んでいた。
さいたまスーパーアリーナを知り尽くすフェスならではの⾳楽愛とロック愛に溢れた最⾼の4⽇間を終え、1年後の⼀度限りの野外開催となる『VIVA LA ROCK 2026』に向けて、ビバラはスタートを切った。