元なでしこジャパンの鮫島彩さんが葉山のサッカーチームで子どもたちに指導
今年5月に現役を引退した、サッカー女子・元なでしこジャパンの鮫島彩さんが7月7日、葉山小で行われた、サッカーチーム・葉山ジュニアグリーンキッカーズ(JGK)の練習に訪れ、子どもたちを指導した。同チームの2年生13人、ガールズの選手18人とOG4人が参加した。
練習開始時間前に鮫島さんが現れると、子どもたちや保護者は大きな拍手で出迎えた。チーム関係者が子どもたちに、2011年ドイツワールドカップでの優勝や、12年ロンドンオリンピック銀メダルなど、鮫島さんの活躍ぶりを紹介した後、グラウンドで練習開始。
リフティングでは奮闘する子どもたちに声をかけ、ボールの蹴り方や、回数を多くするためのコツを教えた。パス回しでは全体を見ながら、「パスを出すとき相手が受けやすいように右側に出すか、左側に出すかを意識することが大事」とアドバイスを送った。
指導を受けた羽田龍生さん(一色小2年)は「リフティングの時に両足を使うとやりやすいし、体力も持つと教えてもらった」と嬉しそうに語った。長谷橙莉さん(長柄小2年)は「これからはパスの出し方を意識する」とさっそく学んだことを実践する姿勢を見せた。
同チーム2年生のヘッドコーチを務める水留健太郎さん(47)は「子どもたちは目を輝かせていた。これ機にますますサッカーが好きになってくれたらうれしい」と語った。
鮫島さんは「自分が好きな、得意なプレイをどんどん練習してほしい。グラウンドに11人いる中で特徴的なプレイは大事なので個性を伸ばしてほしい」と子どもたちにエールを送った。
今回のサッカー指導は保護者の中に鮫島さんの知人がおり、現役引退のタイミングでお願いしたところ、実現したという。