岡山弁!意味が難しい岡山県の方言ランキング
今回はウェブアンケートにて総勢10236名に調査した<岡山弁!意味が難しい岡山県の方言ランキング>を発表します。かつては備前、備中、美作に分かれていた岡山県。現在の県民でもその意味に驚くユニークな方言が選ばれました。気になる方はさっそくランキングをチェック!
※記事中の人物・製品・サービスに関する情報等は、記事掲載当時のものです。
【岡山弁!意味が難しい岡山県の方言ランキング】
第1位 しね(しなさい)(862票)
第2位 とらげる(片づける、しまう)(835票)
第3位 うったて(ものごとの始まり、習字の書き始め)(807票)
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10236名/調査日:2024年6月25日
誤解しないで!1位は「しね」(しなさい)!
<投票者のコメント>
「イントネーションで区別はつくけど、活字で見ると焦る」
「倉敷に引っ越して、地元の方とお話ししたときこう言われて一瞬びっくりしました」
「自分は岡山県のお隣・鳥取県出身なので意味がわかるけど、『しね』という言葉を初めてきいたときは本当にドッキリしましたね」
数ある岡山県の方言の中でも断トツに深刻な誤解を生みそうなのがこの「しね」ですね。実際は語尾を少し伸ばして「しねぇ」と言いますが、元々が誤解されやすい言葉なので、語尾を少し伸ばしたくらいでは印象が変わらないので困ってしまいます(筆者は岡山出身)。「~しなさい」という意味なので、「はよ(早く)しねぇ」などとよく使われますが、方言を知らない方が聞くとドキドキしてしまうかもしれませんね。決して罵倒しているわけではないのでご安心を!
虎の毛…ではありません!2位は「とらげる」(片づける、しまう)!
<投票者のコメント>
「初耳では無理」
「近い地域出身だけど、これは見当つかなかった」
「聞いたことがない。言われたら絶対わからないだろう…」
「片づける」や「しまう」という意味の岡山県の方言「とらげる」。「食べ物をすべて食べてしまう」という意味の「たいらげる」と似ていますが、意味は全然違います。広島県などでも使われていて、「取り上げる」が語源との説も。「その本、本棚にとらげときねー(その本を本棚にしまっておきなさい)」といった使い方をします!
岡山県民は習字の時間に絶対聞く言葉!3位は「うったて」(ものごとの始まり、習字の書き始め)!
<投票者のコメント>
「まさかの意味」
「いやいやいやいや、むずかしすぎですよ」
「方言は難しいですね」
「うったて」は岡山県の方言で「ものごとの始まり」や「習字の書き始め」を意味します。「ものごとの始まり」の意味で使うのは広島県や香川県、徳島県などでも同じですが、「習字の書き始め」の意味で使っているのは岡山県と香川県だけのようです。岡山県では学校の書道の時間に「うったて」という言葉を使って書き方を習うため、標準語だと思っている方も多くいらっしゃいます!