【野田・流山・我孫子】きっとまた食べたくなる…!大満腹グルメ和・洋・中
見た目のインパクトだけじゃないんです!
味こそ自慢の大満足・大満腹グルメ、和・洋・中の3品を紹介します。
【中華】漢麺! 超肉食系担担麺
野田市下三ヶ尾、国道16号線沿いにある中華レストラン「シャオ」。
店主の井橋さんは親のあとを継いで店を切り盛りしていましたが、「中華はどこの店でもメニューが似たり寄ったり。他の店にはない特色を打ち出したい」と考えるように。
「それまでも肉メニューは好評で、自分も肉料理が大好き。お肉をたくさん食べる人は健康長寿という話もあるし、実際に年配の人もよく注文してくれているし」ということで、看板に「超肉食系中華」を掲げるようになりました。
そうして誕生したのが「漢麺! 超肉食系担担麺」です。
担担麺と言えば挽き肉入りですが、こちらはその上にしっとり滑らか自家製ローストビーフが3枚被せてあり、さらに、どんぶりの縁に沿ってしっかり厚切りの角煮が4枚、箸で持ち上げるのもひと苦労の大判チャーシューが、こちらも4枚トッピング!
まさに「肉まみれ・肉尽くし」の一杯です!
麺は北海道産小麦100%で作られた中太麺で、小麦の味がしっかり感じられます。スープは鶏と豚とで取っているとのことですが、「胡麻の風味が飛ばないよう、見極めて作っています」と井橋さん。
注文すると黒ごまが入ったミニすり鉢が提供され、自分ですりすり。引きたてを食べる直前に後のせすることで一層香ばしい担担麺が完成します。
唐辛子が刺さっているビジュアルから激辛味を想像してしまいそうですが、実際はごまがたっぷり入ってクリーミー、「子どもでも食べられる」マイルドな味です(追加料金で辛さ増しも可)。女性でも食べやすいように半麺サイズや、お肉の量を減らした「チョイ肉食系」もあります。
トッピングのお肉の中でも、井橋さんのイチ押しはローストビーフです。
脂肪分の少ないヘルシーな赤身肉の希少な部位にこだわって仕入れ、5時間じっくり火を入れることで、しっとり滑らかな食感に。下味にオイスターソースや五香粉(ウーシャンフェン)を使った、自慢の中華風ローストビーフ。単品やサラダ、チャーハンでも人気。テイクアウトも好評です。
「超肉食系」メニューは他にも、「チャーシューゴロゴロチャーハン」「中華風もつ煮込み」「お肉ごろごろ台湾魯肉飯(ルーローハン)」「肉まる焼ギョーザ」などなど…。
家族や仲間とシェアしながらいろいろ味わいたいですね。
そして、締めのデザート「生杏仁豆富」もお忘れなく! 井橋さんが2日かけて一から手作り、完全無添加、毎日完売必至、予約推奨の大人気メニューです♪
中國食堂 シャオ 住所/千葉県野田市下三ケ尾447-12 営業時間/11:00~14:30L.O.(15:00閉店) 17:30~20:30L.O.(21:00閉店) 休日/月曜(祝日の場合は営業、翌火曜休み)、他不定休あり 電話番号/04-7123-9502 ホームページ/https://www.chinese-shao.com/
【洋食】デビちゃんスペシャル(ナポリタン+ピラフ)
我孫子市の東端、その名の通り川沿いにあるコーヒーショップ・リバーサイドは、「千葉県デカ盛りの聖地」との呼び声も高い「有名店」です。
雪国のログハウス風の建物が個性的な同店。うっかり通り過ぎてしまいそうな小さな店構えですが、天井が高いこともあって、店内は意外とゆったり。あめ色に育った木の床やカウンタ―があたたかみを醸し出しています。
オープンは今から約40年前。「最初はフツーの喫茶店だったんですよ。50~60年代のオールディーズやロックンロールが好きなだけの」と振り返るのは、白髪のリーゼントヘアーがお似合いのマスター、植村昇三さん。
ほどなく、目の前を流れる手賀川の護岸工事が始まります。すると、現場監督や作業員たちが昼休憩に通い始め、ある時「マスター、ランチの量を増やしてもらえないか」と相談されたんだとか。「それがきっかけで、どんどん大盛りになって、2種類盛り合わせになって、気付けばこんなになっちゃった」と植村さんは笑います。
「ナポリタン+ポークジンジャー」など、スパゲティー類とポークジンジャーがセットになった「葵さんスペシャル」シリーズは、その護岸工事を請け負っていた建設会社の名前から名付けられました。
それ以外にも変わったネーミングのメニューばかりですが、由来はすべてリクエストした人の名前や通称から。「そうしないと覚えられないからね」と植村さん。
11種類ある「スペシャルメニュー」の1番目はドライカレー&ポークジンジャーの「印西町役場スペシャル」。印西町は2010年に印西市になっているので、歴史を感じます。「40年やってるからね。子どもだった子が大人になって結婚して、また子ども連れてきたりね」。
あれもこれも値上がりのこのご時世に、これだけのボリュームの料理が850円で提供されることには量以上の驚きを覚えますが、植村さんは「ここまで商売させてもらってきた分を若い人たちに還元する気持ちで。楽しんで、味わって、お腹いっぱいになって帰ってもらえれば」と微笑みます。
そしてもちろん、量だけではありません! ファンの心を掴んでいるのは、そのおいしさ。
ずっと変わらず使い続けているこだわりのケチャップで作るナポリタンはトマトの酸味が爽やかで、ピラフはバターと胡椒のシンプルな味付けであっさりと、程よくスパイシーなドライカレーが食欲を刺激して、一口、もう一口と、気付けば完食店…! 40年変わらない「昭和の喫茶店の味」が人々を引き付けます。
今や「千葉県でデカ盛りと言えば必ず名前が出る」有名店。あらゆるテレビ番組や雑誌で取り上げられ、近年では大食い系のユーチューバーも次々にやってくるそうで、店内には有名人や人気キャスターたちのサインがいっぱい。
週末ともなると地方からわざわざ足を運ぶ人もいて、行列は必至。土日だけで米40kg、パスタ20kgを消費するそうです。
ちなみにこちら、パフェもびっくりサイズですので、食後のデザートも気合を入れてお楽しみください♪
COFFEE SHOP RIVER SIDE(リバーサイド) 住所/千葉県我孫子市布佐3804-2 営業時間/10:00~20:00 休日/7の付く日を含めて連休(2月は7・8・16・17・26・27日休み)※毎月ホームページで告知 電話番号/04-7189-1949 ※席の予約は受け付けていません ホームページ/https://riverside.okoshi-yasu.com/top.html
【和食】天丼定食
つくばエクスプレス「流山セントラルパーク駅」から東へ1kmほど進んだ道路沿い、流山市古間木にある住宅の1階に、大きく「和食すずき」の布看板(タペストリー)が見えます。
東京は銀座の和食店で約18年、料理長として腕を振るってきた鈴木実さんが、生まれ育った地元・流山で自分の店を構えようと、約20年前に開業しました。
「住宅街の店なので、なにか目玉になる、インパクトのあるメニューを」と考案したのが、この天丼です。
どんぶりの倍以上の高さにそびえる、揚げたての天ぷらたち! 海老が2本、穴子、白身魚に野菜が7種、合計11品がのって、サラダ、味噌汁、茶わん蒸し、小鉢、香の物までついた定食で、驚きの税込1000円ポッキリ!
揚げ物ではありますが、野菜もたっぷり味わえるので栄養バランスもバッチリ。コストパフォーマンスも◎
「だいたい、皆さんこの天丼定食を目当てにやってきますよ。初めて来店の方は、ほとんどこれですね」と鈴木さん。
ちなみに写真の野菜7種は、春菊1株、サツマイモ、カボチャ、エノキ、レンコン、ナス、ピーマンでした(春菊の裏に、大きなサツマイモとカボチャが隠れています!)。季節によって旬のものに差し替えていて、夏場は春菊に代わってツルムラサキが入るそうです。
揚げたてサクサクは言わずもがな、海老はプリっと、穴子や白身魚はふわっふわ。鮮度の良い春菊は薄衣でパリッと揚げられていて、苦味を全く感じさせず爽やかな香りだけが広がります。少し甘さのあるタレはご飯との相性も抜群で、食が進みます。
ご飯の大盛りは無料だそうですが、残したら追加料金になるので注意しましょう。
定食に付いてくる茶わん蒸しは、ちょっと珍しい「梅の茶わん蒸し」。当初は夏場だけでしたが、常連客からのリクエストが多く、今では通年に。程よい酸味で口の中をさっぱりさせてくれる名脇役です。
さらに鈴木さんに話を聞くと、「天丼が目立っちゃってるんだけど、本当は海鮮丼もお薦めなんだよ」とのこと。
写真を見ると、厚めに切られたブリとマグロ、カツオのたたき、アジのたたき、小柱、クラゲ、シラスにモズク、そして有頭海老が1本のって、定食でなんと税込1100円。「揚げ物は食べ切れないかも」という人は、こちらを試してみては。
また、例年10月~3月の冬季にはカキフライも用意。定食に追加料金で1粒から注文OK。カキフライ定食もあります。
新型コロナウィルスが流行するまでは、昼はランチを、夜はお酒も食事も楽しめる、ご近所さんたちの憩いの場のようなお店でしたが、現在は昼のみの営業です。
席の予約は受け付けていないので、行列覚悟で!
また、食材がなくなり次第、早じまいの日もあるとのことで、早目の来店がお勧めです。
和食すずき 住所/千葉県流山市古間木153 営業時間/11:30~14:00 ※席の予約は受け付けていません 休日/月曜 電話番号/04-7150-1606