【東京の桜めぐりおでかけ情報】今年の花見は、六本木、麻布台、溜池山王など東京都心の桜めぐりで〝徒歩旅〟を楽しむ
東京では、3月に入って降雪があったりコートを脱いだりの三寒四温がつづいていますが、間もなく桜花爛漫を楽しめる日々が訪れようとしています。そこで地方からの桜前線を追ったり旧来の庭園公園に出掛けたりする前に、変貌著しい都心港区に出現した5つのランドマーク、六本木ヒルズ、アークヒルズ、麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、愛宕グリーンヒルズの桜が咲く時期を待って散策&徒歩旅を楽しんでみてはいかがでしょう。
因みに、それぞれの〝ヒルズ〟をめぐれば、早咲きのカワヅザクラ、カンザクラに始まりソメイヨシノはもちろん、遅咲きのフゲンソウまで10種類以上の桜が植樹されています。たとえば、40年前に誕生したアークヒルズの周辺の約700mの桜トンネル、六本木ヒルズのさくら坂のソメイヨシノ、2年前に出現したにもかかわらず麻布台ヒルズには前述の早咲きから遅咲きまで10種類の桜が一堂に会しているともっぱらの評判です。健脚自慢なら、1日徒歩でめぐることも可能な距離感です。
ただし、ヒルズそれぞれでは桜の季節を愛でる期間イベントが企画されていて、それを目指して予定を組めばお楽しみも倍増。都心・港区の各ヒルズの超高層ビルは働くための場所だけではなく、人々が桜をめぐって旅ができる巨大な公園ともいえるのです。
まず、アークヒルズでは、「さくらまつり 2025」と銘打って3月28日(金)~3月30日(日)にカラヤン広場でのスペシャルライブやグルメ屋台、ヒルズマルシェ、クラフト作家による伝統工芸ワークショップなど、五感で春が感じられるイベントが開催されます。
▲アークヒルズの桜もライトアップされ、サントリーホール屋上にある通常非公開の庭園「ルーフガーデン」も特別公開され、ガラスや盆栽など各種のワークショップも楽しむことができる。
六本木ヒルズの「春まつり2025」は4月4日(金)~4月6日(日)に、「春~伝統を楽しむ~」をテーマに、今年3年目を迎える「—京都薪能 2025-スペシャルプレ公演」をはじめ、日本の伝統舞台やワークショップを開催。グルメ屋台では春を感じる特別メニューが楽しみ。
▲六本木ヒルズ春まつりで開催される薪能など伝統を楽しむイベントは貴重だ。毛利庭園の桜も見ごろとなり、エノテカの春を感じるワインなどグルメ屋台も充実している。
麻布台ヒルズの中央広場には、3月22日(土)と23日(日)、3月29日(土)と30日(日)、4月5日(土)と6日(日)の3週末にわたって開放され、春の訪れを楽しむイベントが勢ぞろいします。全国各地からコーヒーの名店が集まる Coffee Weekendや、果樹園での特別ワークショップなどが開催。緑を感じながら、爽やかな春のひと時をゆったり過ごしてみてください。
▲約6000m2の広さがある中央広場は麻布台ヒルズならではの都会のオアシス。麻布台ヒルズマーケットでお花見用のお弁当を買って、食後には各種のコーヒーやスイーツを楽しもう。
虎ノ門ヒルズのオーバル広場ピクニックパークが、4月4日(金)から緑に囲まれた広場で、ピクニックシートを広げて楽しめる限定ランチBOXや、スカットボール、卓球台などの屋外アクティビティを楽しめます。隣接するカフェでは、テラス席で季節限定のバーベキューがお薦め。
4月5日(土には、愛宕グリーンヒルズ「青松寺 花まつり 2025」として隣接する名刹「青松寺」で開催されるお釈迦様のお誕生日をお祝いするお祭りがあります。花まつりの法要から始まり、人形劇や縁日あり、和太鼓パフォーマンスあり、桜とともに穏やかに過ごせます。人形劇は予約制なので、お早めに。
そのほか、スタンプラリーあり、桜ライトアップあり、タワーライトアップなどヒルズでなければ実現できない「ヒルズの桜をめぐる旅」を楽しんではいかがでしょう。
さらに詳しい日程やイベント内容は、www.hills-site.com/spring/
をご覧ください。