宇野亞喜良､金子國義､田中一光､横尾忠則らの出品作による､寺山修司没後40年記念『ジャパン･アヴァンギャルドポスター見本市』
渋谷ヒカリエ8階の Bunkamura Gallery で、寺山修司没後40年記念『ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市』が開催される。期間は、2024年1月13(土)～1月28日(日)。
2023年に没後40年を迎えた寺山修司の「演劇実験室◎天井棧敷」、唐十郎の「劇団状況劇場」などのアングラ演劇、暗黒舞踏の土方巽などのアングラカルチャーが隆盛していたのは、1960～70年代のことである。
過激で実験的な演出により虚構性の高い芝居を次々と上演した「アングラ演劇」では、重要な位置を占めたのは、そのポスターだった。今や日本を代表するアーティストである宇野亞喜良・金子國義・横尾忠則らが手掛け、サイケデリックで猥雑なデザインの巨大ポスターは単なる広告媒体としてではなく演劇の演出としての一種の役割を担った。街に飾られることでポスターさえも演劇の一部となった。
本展では、アングラ演劇の公演ポスターを中心に、同時代のポスターや公演のチラシ、古書などが展示・販売される。当時街中に掲げられていた貴重なポスターが一堂に集まる本展では昭和の熱きエネルギーがよみがえってくる。
左：「毛皮のマリー フランクフルト公演版」演劇実験室◎天井棧敷／1969年 デザイン：宇野亞喜良、右：「糸姫」劇団状況劇場／1975年 デザイン：篠原勝之
出品予定作家
赤瀬川原平、粟津潔、宇野亞喜良、及川正通、大友克洋、金子國義、合田佐和子、田中一光、寺山修司、花輪和一、林静一、平野甲賀、篠原勝之、横尾忠則、和田誠 他
展覧会HPhttps://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/240113avant-garde.html
