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作りながら仕組みも学べる ペーパークラフトAEDが話題

おたくま経済新聞

作りながら楽しく学べるペーパークラフトAED(坂野恭介さん提供)

 いざという時、人命を救うAED(自動対外式除細動器)。公共施設や駅、商業施設など様々な場所に設置されていますが、普段から親しんでいる人は少なく、仕組みを理解する機会も多くありません。そんなAEDに親しみ、作りながら仕組みを学べるペーパークラフトのAEDがネットで公開されています。

 ペーパークラフトAEDは、株式会社坂野電機工業所の坂野恭介さんが企画し、モデルとなったAEDのメーカー、日本光電工業株式会社のデザイン使用許諾と監修のもとで公開されました。北海道で産業用電気機器(コンプレッサー、ポンプなど)のメンテナンスや販売を行う坂野電機工業所は、AEDの販売、リース・レンタル契約も手がけており、坂野さんは「小さな頃からAEDの重要性を楽しく学んでほしい、という思いからペーパークラフト作りを思いつきました」と語ってくれました。

 ペーパークラフトの設計は「紙乃製作所」のハルトさん、展開図と組み立て取扱説明書のロゴやデザインは「DEAR GRAM」の萱場あすかさんが担当しています。

 子どもの手で作れて、AEDの仕組みが学べるようリアルであること、という一見相反する条件を満たすため、設計は一筋縄ではいかなかった、と坂野さん。何度も改良を繰り返し、現在の形になったというペーパークラフトは、フタを開けて電極を取り出し、使用するまでの手順が見事に再現されています。

 対象年齢は8歳以上、1時間もあれば完成するというペーパークラフトAED。坂野さんの元には、様々な反響が寄せられています。「人形遊びの中に、AEDで救命するというシチュエーションを入れてお子さんが遊んでいる、というお話を聞くと、作ってよかったなと思います」と、坂野さんも喜んでいる様子。

 ペーパークラフトAEDは、坂野電機工業所の「Paper craft AED」ページにあるフォームからダウンロード申請ができます。ダウンロードしたデータは、A4サイズの用紙に対応しており、ある程度の厚み(厚さ0.2mm程度)があった方が作りやすいとのこと。YouTubeには作り方を解説した動画も公開されており、自宅だけでなく、学校や講習会などグループで作るのも楽しそうですね。

<記事化協力>
株式会社坂野電機工業所 坂野恭介さん(@AEDsamurai)
日本光電工業株式会社 AEDライフ
紙乃製作所 ハルトさん
DEAR GRAM 萱場あすかさん

(咲村珠樹)

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