さがみ湖花火大会 夜空を彩る4千発 「湖畔ならではの迫力」
相模湖地区で70年以上の歴史を誇る「さがみ湖湖上祭花火大会」が8月1日(木)に県立相模湖公園(与瀬)で開催される。夏の一大イベントを前に吉野勝恵実行委員長は「湖畔ならではの迫力ある花火を多くの方に見ていただけたら」と呼び掛ける。
さがみ湖湖上祭花火大会は1947年に完成した日本初の人造湖(相模湖)の建設に関係して亡くなった人の慰霊と湖の安全を願うために始まった。2020年から22年までは新型コロナウイルスの影響で開催できなかったが、昨年は4年ぶりに開催され、約5万5千人が訪れた。
胸に響く音
吉野実行委員長は今年5月に相模湖観光協会の会長に就任し、大会の実行委員長にもなった。「相模湖の花火大会は慰霊の思いが込められており、亡くなられた方たちのご冥福をお祈りする大切な行事でもある。それを思うと、協賛金のお願いなど大変な事もあるが、続けていかなければならない」と責任感を口にする。30年以上にわたり花火大会を見てきて、「湖に映る花火はきれいで、なおかつ山に囲まれた地形で花火の『ドン』という音が胸に響く。そして、間近で見られるのも魅力。それらの魅力が多くの人を引き付けているのだと思う」と話す。
空中ナイアガラ
当日は午後6時45分から湖上囃子がスタートし、花火の打ち上げは7時30分から。約4千発を打ち上げる。スターマインや「超大玉(尺五寸)」などさまざまな花火が打ち上がる。毎回フィナーレを飾っていた「ナイアガラの滝」は今年はないが、新たに「空中ナイアガラ花火」を中心に迫力ある花火の競演がフィナーレを盛り上げるという。
小雨決行、荒天中止。中止の場合の順延はなし。当日は臨時駐車場、JRの臨時電車も運行予定。詳細は相模湖観光協会のHP(https://sagamiko.info/)を参照。問い合わせは同協会【電話】042・684・2633。