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知って使って作業効率アップ! iPadとiPhoneの連係テクニック

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知って使って作業効率アップ! iPadとiPhoneの連係テクニック

アップルの「iPad」と「iPhone」には、データの共有はもちろんのこと、機器間でシームレスに作業を引き継いだり、iPhoneにかかってきた電話をiPadで受けるなど、便利な連係機能が多々あります。ぜひ一度、使ってみましょう。

※以下は、「iOS 15.5」と「iPadOS 15.5」の環境を使って解説します。
iPadとiPhoneの連係機能を使うと、活用の幅がグッと広がる。画面は「Handoff」の例

「iCloud」で各種データを同期する

まずは基本中の基本。iPadとiPhoneに同じApple IDでサインインするだけで、自動的にクラウドサービスの「iCloud」が各種データを同期します。

同期とは、異なる機器間で、指定したデータを常に同じ状態にすること。つまり、ひとつの機器で加えた修正内容は、すべての機器に自動で反映されます。

そのおかげで、これまでにiPhoneに保存してきた写真や動画をiPadで閲覧できるようになり、「iCloud Drive」によるファイルの共有のほか、連絡先やカレンダー、メモなども両方の機器で同じデータを活用できます。

同期するデータの設定は、iPad/iPhoneとも、「設定」の一番上にあるApple IDに登録の名前をタップし、「iCloud」をタップして行います。

右端の「iCloud」画面で、同期対象のデータをオン/オフに設定する。画面はiPhone

「写真」に関しては、「iCloud写真」をオンにすれば写真や動画が同期されます。「アルバム」も共有したいときには「共有アルバム」もオンにしましょう。

「iPhone(iPad)のストレージを最適化」は、iCloud上にオリジナルのデータを保存し、端末上には閲覧用にサイズの小さなデータを保存します。iPad/iPhoneのストレージ容量を節約したいときに、こちらのオプションを選ぶといいでしょう。

端末側をサイズの小さなデータに置き換えるか、オリジナルのデータのままにするかを選べる

なお、無料で使えるiCloudの容量は5GBですが、容量が足りないときには追加購入もできます。

「iCloud」画面の一番上にある「ストレージを管理」→「ストレージプランを変更」をタップ。開く画面で、購入できます。料金は、50GBが月額130円、200GBが月額400円、2TBが月額1300円です(税込)。

テザリングでiPadをネット接続する

iPadには、Wi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルがあります。

Wi-Fi + Cellularモデルは、キャリアと通信契約をしてさえいれば、モバイル通信機能を持っているのでどこでもインターネットを利用できます。

いっぽう、Wi-Fiモデルの場合は、Wi-Fiのない環境では通信環境を用意する必要があります。

このとき活用したいのが、iPhoneの「テザリング」機能です。テザリングとは、iPhoneを無線LANルーターのように使い、iPhoneのモバイル通信回線を使ってiPadをインターネット接続する機能です。

自分のiPhoneがテザリングを使えるか、使えるとしても、どれくらいのデータ通信量を使えるのかは、契約プランによって異なります。契約先のキャリアで事前に確認してください。

テザリングの使い方は、同じApple IDでサインインしたiPadとiPhoneならいたって簡単。

iPadで「設定」を開き、「Wi-Fi」をタップ。「インターネット共有」(テザリングのこと)にiPhoneの名前が表示されるので、タップします。これで、iPadがiPhoneのモバイル通信を使ってインターネットに接続されます。

このとき、Wi-Fiのパスワードを入力したり、iPhone側で「インターネット共有」をオンにしたりする必要はありません。

なお、iPhoneの名前は、iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」とタップすると、一番上にある「名前」欄で確認ができます。

iPadで「設定」→「Wi-Fi」を開き、「インターネット共有」のiPhoneをタップするとインターネットに接続できる

iPadでもメッセージを送受信する

「メッセージ」アプリは、設定を変更すれば、同じApple IDでサインインしたiPadでもメッセージの送受信ができるようになります。

外出先ではiPhoneを使い、自宅や職場では画面が大きくて、キーボード入力もできるiPadを利用できるようにしておくと、とても便利です(※キーボードは別売です)。

設定は、iPhoneの「設定」で「メッセージ」をタップ。「メッセージ」画面で「SMS/MMS転送」をタップし、開く画面でiPadをオンにします。これで、iPadの「メッセージ」アプリでも送受信ができるようになります。

「SMS/MMS転送」画面でiPadをオンにする。Macを使っている場合は、Macでも利用できる

対応するiPhone
iOS 8.1以降を搭載した iPhone

対応するiPad
iOS 8以降を搭載したiPad

端末間で作業を継続する

外出先でiPhoneでWebページを閲覧していて、帰宅したら続けてiPadで閲覧したい、といったケースがありますよね。

そんなときに活用したいのが、「Handoff」です。Handoffは、同じApple IDでサインインした機器間で作業を引き継ぐための機能です。

Handoff機能のオン/オフは、iPad/iPhoneとも「設定」を開き、「一般」→「AirPlayとHandoff」をタップして、開く画面で行います。オンになっているか、事前に確認しておきましょう。

また、両端末でWi-FiとBluetoothを有効にしておく必要があります。

Handoffのオン/オフは、「設定」の「一般」→「AirPlayとHandoff」で行う

Handoffの使い方は、以下の通り。

たとえばiPhoneでメールを作成中にiPadを開くと、Dockの右側に「メール」のアプリアイコンが表示されます。このとき、アイコンの右上に小さなiPhoneのアイコンが付加されるので、Handoffが有効になっていることがわかります。

このアイコンをタップすると「メール」アプリが開き、iPhoneで作成中のメールを継続して作成することができます。

HandoffはSafariやメール以外にも、「カレンダー」や「リマインダー」、「連絡先」、「マップ」などでも利用できます。また、他社製のアプリにも対応しているものがあります。

iPhoneでメールを作成中、iPadのキーボードを使いたくなったら.....
iPadを開き、Dockの右端に小さなiPhoneのアイコンが付いたメールアイコンが表示されるのでタップ
iPhoneで作成中のメール作成画面が開き、継続してメールメッセージを作成できる

iPadの作業をiPhoneで引き継ぐときは、iPhoneのAppスイッチャーを表示。画面下部にiPadで作業中のアプリが表示されるので、これをタップします。

iPhoneのAppスイッチャーから、iPadの作業を引き継ぐ

対応するiPhone
iOS 8以降を搭載するiPhone 5以降

対応するiPad
iOS 8以降を搭載するiPad Pro(すべてのモデル)、iPad(第4世代)以降、iPad Air以降、iPad mini以降

コピーした内容をほかの端末で貼り付ける

iPhoneまたはiPadでコピーしたテキストや写真、ファイルなど、コピーできるものはすべて、「ユニバーサルクリップボード」機能により、ほかの端末で貼り付けができます。

たとえば、iPadのキーボードを使って長文を入力し、iPhoneで貼り付けて活用する、といった使い方があります。

ユニバーサルクリップボードを利用するには、両端末が同じApple IDでサインインしていること。また、Handoff、Wi-Fi、Bluetoothのすべてを有効にしておく必要があります。事前に設定を確認しておいてください。

操作は、いっぽうの端末でコピーをしたらもういっぽうの端末で貼り付けを実行するだけなので、とても簡単です。

テキストや写真、動画などをコピーする(画像はiPad)
もういっぽうの端末で「貼り付け」を実行する(画像はiPhone)

対応するiPhone
iOS 10以降を搭載するiPhone 5以降

対応するiPad
iOS 10以降を搭載するiPad Pro(すべてのモデル)、iPad(第4世代)以降、iPad Air(すべてのモデル)、iPad mini 2以降

iPhoneの電話機能をiPadで使う

音声/ビデオ通話ができる「FaceTime」を利用する「iPhoneセルラー通話」により、iPhoneにかかってきた電話をiPadで受けたり、iPadから電話を発信したりすることができます。

iPhoneをバッグなどに入れたままiPadで作業中など、わざわざiPhoneを取り出すことなく通話ができるので便利です。

利用条件として、両端末に同じApple IDでサインインし、FaceTimeにも同じApple IDでサインインしていることが必要になります。

加えて、同一のWi-Fiネットワークに接続されている(同じ無線LANルーターにつながっている)ことも必要です。また、iPhoneのテザリング使用時にも利用できます。

iPhoneセルラー通話を利用するには、設定も変更します。

iPhoneは、「設定」の「電話」→「ほかのデバイスでの通話」をタップ。「通話を許可」欄にあるiPadをオンにします。

「設定」の「電話」→「ほかのデバイスでの通話」でiPadをオンにする

iPadは、「設定」の「FaceTime」をタップし、「iPhoneからの通話」をオンにします。

これで、準備は完了です。

「設定」の「FaceTime」で「iPhoneからの通話」をオンにする

iPhoneに着信があると、iPadにも着信の通知が表示されます。

iPhoneと同様に、ロックを解除することなく、受話器のアイコンボタンを右にスライドすると、電話に出ることができます。

なお、イヤホンをしていない限り、会話が周囲に聞こえてしまうので、注意してください。

iPhoneへの着信をiPadで受けることができる

iPadからの発信には、2つの方法があります。

ひとつは、連絡先やカレンダー、Safariなど、表示される電話番号のタップで発信ができるiPadのアプリで、電話番号をタップする方法です。

電話番号をタップする。画面は「連絡先」の例
発信が始まり、「iPhoneで発信」と表示される

もうひとつは、FaceTimeを利用する方法です。

FaceTimeの「宛先」または「検索」欄に電話番号を入力し、左下の電話アイコンをタップ。これで、発信が始まります。

電話番号を入力し、電話アイコンをタップして発信する

対応するiPhone
iOS 8.1以降を搭載した iPhone

対応するiPad
iOS 8以降を搭載したiPad

まとめ

iPadは、単体で使っても十分に便利なのですが、iPhoneとの連係機能を使うことで、さらに利便性が向上します。

今回紹介した機能の中にご自身の用途に合うものがあったら、上手に活用してください。

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