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インド民族絵画を展示 上越市のミュゼ雪小町で「ミティラー美術館展」

上越タウンジャーナル

インド東北部のミティラー地方に古代から伝わる「ミティラー画」を所蔵する新潟県十日町市の「ミティラー美術館」のコレクション展が、上越市本町5のあすとぴあ高田内「ミュゼ雪小町」で開かれている。ヒンズー教の神々や自然を幾何学模様化したミティラー画やインドの先住民族の絵画など約80点を展示している。2021年10月24日まで。

ヒンズー教を題材にした線描画が並ぶ会場

2022年のインド独立75周年と日印国交樹立70周年に向け、インドの民族文化に関心を高めてもらおうとミティラー美術館が主催した。同館は廃校になった小学校の校舎を利用して1982年に開館した私立美術館で、約2000点のコレクションの質と量はインド政府から高く評価されているという。

ミティラー画は3000年にわたり女性によって受け継がれてきた線描画。誕生や結婚、宗教行事の際に、木の実や植物の汁を竹の棒などを筆にして家の土壁に描かれてきた。1960年代に女性の経済的自立や芸術運動を通して紙に描かれるようになった。

テラコッタや白一色のワルリー画も展示

展示されているのは、インドから招いた描き手が同館に長期滞在しコンクリート疑似壁に描いた作品。ミティラー地方はヒンズー教の聖典で古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の舞台でもあり、ミティラー画には太陽や月、植物などの自然のほか、「チャクラ」や「シバ神」といったヒンズー教を題材したものも多い。

このほかインド西部先住民族のワルリー族が描く赤土の壁に白一色「ワルリー画」や、独自の自然信仰を持つインド最大の先住民族ゴンド族の「ゴンド画」、素焼きの陶器のテラコッタも展示している。

ゴンド画「虎」

長谷川時夫館長は「めったに見られないインドのフォークアート(民衆芸術)。特に中高生など若い人たちに見てほしい」と話している。入場料200円(高校生以下無料)。時間は午前10時から午後7時までで、最終日の24日は午後6時まで。

▽ミティラー美術館 http://www.mithila-museum.com/

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