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所沢のふたりの将棋名人「とうきち」と、「とうきち杯将棋大会」の開催レポートをご紹介!

所沢なび

~所沢は将棋の名人輩出の地!羽生善治さんよりもはるか昔に偉大な名人がふたりいました~

所沢なび初めての将棋記事です!よろしくお願いします!
昨今は藤井聡太六冠の影響もあり、将棋が注目されていますね。
実は所沢と将棋は少なからず縁があるのです。

江戸時代に福泉藤吉(1766~1837)と、明治時代に大矢東吉(1826~1892)という、ふたりの「とうきち」さんが所沢の地で生まれました。福泉藤吉は将棋番付で西の大関に格付けされ、民間棋士としては破格の七段を許された実力者。大矢東吉は将棋の格言に「所沢の東吉でも王手にゃ逃げる」という言葉があるほどの名打てで、将棋番付では東の大関八段にまで上り詰めました。(※現在は将棋番付制度は廃止)

出典:所沢図書館【将棋名人 ふたりの「とうきち」】
https://www.tokorozawa-library.jp/contents/history/history_toukichi.html

また、1996年に当時史上初となる将棋界の全タイトル独占を果たし、国民栄誉賞も受賞された羽生善治九段の生誕の地でもあるのです。江戸と明治と平成の3時代に名人を輩出した所沢は、現在でも将棋大会やこども将棋教室が活発に行われ、将棋の盛んな地として知られています。

偉大なふたりの「とうきち」の将棋名人をたたえ、所沢で開催されているのが「とうきち杯将棋大会」です。
今年は147人(Aクラス:50人、Bクラス:53人、Cクラス:22人、Dクラス:22人)の参加者が集まりました。東京都、神奈川県、千葉県、栃木県といった遠方から参加された方もいらっしゃり、この大会の規模の大きさがうかがえます。

ちなみにクラスとは武道の帯の色のようなものです。自分の実力に応じて、参加するクラスを選ぶことができます。初心者の方でも安心ですね。
とうきち杯は以下のクラス分けとなっています。

Aクラス=フリー(概ね三段以上)
Bクラス=二段~2級
Cクラス=3級以下
Dクラス=中学生以下の初心者

今回は編集部スタッフも参加してきましたので、レポート記事をお送りいたします!

~大会当日~

2025年11月30日(日)に新所沢公民館で開催されました。

▲B・C・Dクラスの様子

▲各クラスの成績優秀者には賞品が贈呈されます。

▲将棋は、大人もこどもも関係なく真剣勝負です!

▲編集部スタッフはAクラスに出場しました

とうきち杯の大会は負けたらすぐに終わりではありません。AクラスとDクラスは5局、BクラスとCクラスは4局指すことができるのです。1日しっかり楽しめますし、きっと得るものは多いはず。1敗までなら入賞のチャンスがあるかも☆

▲基本的に勝った人同士、負けた人同士で対戦が組まれます

▲大会が始まると、皆さん成績表を見て盛り上がります。「○○さん調子いいねえ」なんて。こうして仲間や友人が増えていくんですね

編集部スタッフの結果はまずまずで、5局も指せて充実の一日でした!
開催にあたりご尽力された日本将棋連盟所沢支部スタッフの皆様、誠にありがとうございました。来年の開催も楽しみにしております!選手の皆様もお疲れさまでした!

さて、話は変わりまして紹介コーナーです☆

将棋人口はいま、減少の一途をたどっているようです。ちょっと寂しいですよね。子どもたちにもっと遊んでもらえたらな~と感じました。
将棋に興味はあるけど、いきなり将棋大会はちょっと……というご家庭も多いと思います。そこで、所沢で活動している将棋教室を探してみました!

【所沢将棋教室 日本将棋連盟所沢支部】
https://www.facebook.com/tokorozawashogi/?locale=ja_JP

【所沢こども将棋愛好会】(初心者卒業~級位者対象)
https://tokorozawakodomoshogi.amebaownd.com/

【所沢こども将棋愛好会 初心者教室】(駒の動かし方等簡単なルールがわかる~初心者対象)
https://x.com/rvkrd063xfexjnf

まずは将棋教室に通って仲間や友人を増やすのもよさそうですね。将棋は「考える力」や「落ち着き」など身につく効果が期待できますし、老後も頭のトレーニングとして楽しめる一生の趣味です。
これから始めてみたい方や、昔腕に覚えがあった方、パチッと指してみませんか?

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