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逗子海水浴場 ブルーフラッグ取得 厳しい基準クリア 国内6番目〈逗子市・葉山町〉

タウンニュース

認証フラッグを持つ菊池理事長(右から2人目)や桐ケ谷市長ら(市提供)

逗子海水浴場が、厳しい審査基準で知られる国際的な認証制度「ブルーフラッグ」を取得した。環境美化や教育・啓発事業などの長年の活動が評価された形で、関係者は「より魅力的な逗子海岸になるよう、持続可能な取り組みを進めていきたい」と話している。今夏の開設期間は7月1日(金)から9月4日(日)まで。

5月17日には逗子海岸営業協同組合の菊池千春理事長らが桐ケ谷覚逗子市長を表敬訪問した。申請に向けて開設者である市とともに2年前から準備を進めてきたという菊池理事長は「長年にわたってボランティアの方たちとともに行ってきた海岸清掃や、環境対策に取り組んでおり、ポテンシャルは高かった。認証取得をきっかけに、逗子市民の皆様が誇れる海水浴場になったら」と意気込みを新たにした。

ブルーフラッグとは、国際NGO「FEE」(国際環境教育基金)による認証制度。水質だけでなく、環境教育と情報、環境マネジメント、安全性やサービスに関する30以上の厳しい基準をクリアする必要がある。また、毎年審査があるのも特徴で、持続可能な発展を目指している。

国内では、鎌倉市由比ガ浜海水浴場と福井県若狭和田海水浴場が2016年に取得したのを皮切りに、5つの海水浴場が認証を受けており、逗子海水浴場は6番目。

同海岸では、中央入り口に「エコステーション」を設けてごみの分別回収を行っているほか、海の家事業者らがボランティアで海岸と周辺住宅街で定期的にごみ拾いを実施。2018年からは、食事を提供するすべての海の家で環境にやさしい「エコ洗剤」を使用している。また、この洗剤を使った子ども向けのワークショップやマリンスポーツ体験などを行うなど、環境教育にも力を入れてきた。

直近の2年間は新型コロナ感染拡大や緊急事態宣言の発出で休業などの対応を迫られた。しかし、事業者たちは海の家が休業している期間、海岸のパトロールやごみ拾いを実施。市やボランティアとともにビーチの安心安全な環境作りに自主的に取り組んできた。

開設期間中はフラッグを掲揚し、環境により配慮した持続可能な海水浴場の運営を目指す。来場者への普及啓発も行っていくという。

7月2日(土)には、認証取得を記念したシンポジウムを開催する。逗子文化プラザなぎさホールで午後6時から9時まで。詳細は市ホームページ等で発表される。

マリーナ初

また、株式会社リビエラリゾートが運営する「リビエラ逗子マリーナ」もブルーフラッグを取得した。

マリーナの取得はアジアで初。2006年から「リビエラ未来づくりプロジェクト」を立ち上げ、「環境」「教育」「健康医療」の3本柱を掲げ、様々な取り組みを実施。飲食事業から出る野菜くずを堆肥にして自社菜園で無農薬野菜を栽培して自社レストランで使用するほか、日本で初めてマリーナ岸壁に「薄膜太陽光発電」パネルを設置してきた。昨年には「リビエラSDGsフェス」や「リビエラSDGs作品・マンガ大賞」を開催。サステナブルムーブメントの裾野拡大にも注力してきた。

葉山も開設へ

葉山町は、町内3つある海水浴場について、7月1日(金)から8月31日(水)までを開設期間とする方向で準備を進めている。

すでに砂浜では開設準備が進められているが、コロナ対策や砂浜での飲酒、海の家の営業時間等については関係者と意見交換を行っている段階という。産業振興課は「開設直近のコロナの状況に応じたルールを策定するため、詳細は今しばらくお待ちください」としている。決定次第、町ホームページ等で公開するという。(5月24日起稿)

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