「大掃除」はもう12月にやらない。「夏」にやると効率的な“3つの場所”【知って得する掃除術】
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。大掃除と言えば12月、年末に行うイメージがあります。しかし実際は、夏に済ませた方が効率的です。ここでは、掃除のプロが「夏が大掃除のベストシーズン」だと言いたい、そのワケをご紹介します。
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暑さは掃除の強い味方
9月になっても、残暑というよりは真夏のような暑さが続いています。生活するのには厳しい気温ですが、大掃除をするには好都合。
暑いからこそ、掃除の手間が減り、効率よく汚れを落とすことができます。
わたしが「夏の大掃除」をおすすめしたい大きな理由は、次の5つです。
・油汚れが落ちやすい
・水洗いした後にすぐ乾く
・日が長い(掃除の時間を長くとれる、調整がきく)
・水まわり、水を使う掃除がつらくない
・年末よりも時間がとれる
夏のうちなら、油汚れは固まらずにするんと落ちますし、冷たい水に耐えて水まわりを掃除する必要もありません。
夕方になっても外が明るい今の季節なら、大掃除のスケジュールをたてやすいメリットもあります。
夏にやっておくべき「大掃除」
すこし面倒ですが、気温が高い今のうちに頑張ると大掃除がラクになりますよ。わたしがおすすめする「夏にやっておくべき掃除スポット」は次の3つです。
キッチンの換気扇
換気扇は、キッチンの中でも一番の大物。油汚れの量や範囲も、コンロの五徳とは比になりません。
汚れを落とすのも大変な換気扇は、油が固まる冬をむかえる前に済ませておきましょう。
気温が高いうちなら、油汚れもやわらかいのでラクに落ちますよ。
カーテン
カーテンを洗うのなら、夏のおわりがベスト! 洗った後に吊るしておけば乾きますし、換気しても凍えるようなことはありません。
春の花粉シーズンに洗うと悲惨なので、気温が高いうちに洗濯しましょう。
ベランダ
外での作業がつらくなる冬、冷たい水でベランダ掃除をするのは苦行そのものです。
夏のおわりであれば、ベランダ掃除の苦痛も最小限! 夕方になれば気温が落ちますので、夕暮れを待ってから掃除すると暑さもしのげますよ。
大掃除のベストシーズンは「9月」
暑さが残る、日が長い今こそ、大掃除のベストシーズンです。
残暑は厳しいけれど、掃除をするには好都合。今のうちにできる限り汚れを落として、掃除貯金をしておきましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア