【ゾンビって最高!】怖がりだった私が、ゾンビ映画にどハマりした理由を語らせてほしい
編集部YASUです。
突然ですが、みなさんは、「ゾンビ映画」って好きですか?
普段は“ママ編集部員”としての記事が多い私ですが、実は…ゾンビ映画が大好きなんです!!
どれくらい好きかと言うと、定期的に“ゾンパト”(=ゾンビパトロール。サブスクなどの動画配信サービスで「ゾンビ」や「オブ・ザ・デッド」タイトルを検索して回り作品をチェックすること)をし続ける程度には、ゾンビのことが好きです。
寒~い季節だからこそ、おうちでゆっくり「ゾンビ映画」を鑑賞するのって、至高なんです。
ゾンビに馴染みがない人にこそ、ぜひゾンビの魅力を知って欲しい…!
そんな思いを抑えきれず、この場をお借りして、“ゾンビ初心者”におすすめしたい映画3本について記事を書くことにしました。
「ホラーはちょっと…」という方にも、おすすめな作品もご紹介するので、ちょっと読んでみてくださいな!
なぜ、ゾンビ映画が好きなのか
「ゾンビ映画が好きなんだよね」というと、高確率で「なんで!?!?」と聞かれます。
私は元々ホラー映画が得意ではなく、子供の頃に母がレンタルしてきていた「バイオハザード」の映画を途中でギブアップしたレベルでした。(ちなみにその後帰宅した母に「途中でやめたほうが怖いんだよ!」と謎理論で説得され、最後まで見ました。でも最後までずっと怖かったです。)
別にグロいジャンルの作品が好きなわけでもない。ではなぜ見ることをやめられないのか?
その理由は大きく下記にあるような気がします。
理由①「日常が少しずつ壊れていくスリル感」
ゾンビ映画の多くは、主人公たちの日常生活描写から、ひとりの感染者が発生することで、それが崩れていきパニックに…!という流れになります。
ここのスピード感は作品によって差はありますが、わけもわからないままゾンビの世界に引きずり込まれていく登場人物たちを見るのが、なんともいえず好きなんです。と…ゾンビ映画って、日常が非日常へと変化していく描写の緊張感がイイんですよね~。### 理由②「ゾンビ」というコンテンツ力
「ゾンビ映画=ホラー」というイメージを持っている人も多いと思うんです。でも、ゾンビ映画って、いろんな“かけ合わせ”のパターンがあって、魅力が無限大なんですよ!
たとえば、「ゾンビ」×SF、「ゾンビ」×コメディ、「ゾンビ」×ロマンスというジャンルの掛け合わせはもちろんのこと、飛行機や新幹線などの“空間しばり”、果てには、動物のビーバーがゾンビになる「ゾンビーバー」、サメがゾンビになる「ゾンビシャーク」など人間以外の生き物とのかけ合わせなんかもあったりします。タイトルだけでちょっと笑えるようなおバカな設定も、たくさん展開されて、まさに“何でもアリ”状態!
それもあり、「ゾンビ」のジャンルは、B級映画がとてつもない量あります。「そんなアホな…」と思ってしまうような無数なタイトルの中から“アタリ”を見つける宝探し感覚(失礼)も楽しめるのです!
理由③お決まりの展開なのに意外と泣ける!?
ゾンビ映画は、おおむね以下のような、お決まりの展開があります。
・ある日突然ゾンビが発生!日常が崩壊
・どこかしらに立てこもる、そこで繰り広げられる人間ドラマ
・崩壊した世界の中で“ヒャッハー!”な輩が登場し、だいたい悲惨な末路を辿る
・逃げる途中で一緒になった人の中に、自分だけ生き残りたい性格の悪い奴がいる
・やっぱりだいたい悲惨な末路を辿る
・共に戦ってきた仲間がゾンビに噛まれ、死を覚悟の上、身を挺して主人公を助ける
いわゆる「お約束」のような展開ですが、悪い奴が倒される勧善懲悪(かんぜんちょうあく)感と、支え合ってきた味方との涙の別れ…!わかっちゃいるけど、スッキリするし、泣けるんです!
ようやく本題のおすすめ映画3選
ついつい前置きが長くなってしまいました。そんな(?)思いでご紹介するおすすめのゾンビ映画3選(入門編)はこちら!
おすすめ① ワールド・ウォー・Z(2013年)
大迫力に圧倒されること間違いなし!のこの作品。ブラッド・ピット主演の超大作です。
謎のウイルスに感染した人々が狂暴化し、大都市が次々に崩壊。そんな中で、元国連調査員である主人公が、ウイルスの発生源と対処法を探すため、全世界を飛び回ります。
とにかくゾンビのアグレッシブさと物量がハンパじゃない!スピード感と勢いはトップクラスの作品です。作中、「ここぞ!」というときに、突っ込みどころ満載の、”うっかりな失敗”がたくさん発生するのも、個人的にはツボです。たとえば、音に反応するゾンビから逃げるため、自転車で移動してる最中に、主人公の携帯が大音量で鳴ったりします。「そんなことある!?」と突っ込みどころ満載ですが、ハラハラ感を楽しめることは間違いなし!
グロ描写は控えめなので、ホラーが苦手な人も意外と入りやすい作品です。
オチもなかなか意外な展開で、最後まで一気に見ることができますよ!
ゾンビの強さ:★★★★☆
スピード感:★★★★★
グロさ:★★☆☆☆
コメディ度:★★★☆☆(多分映画側は割と大真面目)
※評価軸は個人の感想です。
おすすめ② ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~(2023年)
なぜか明るい気持ちになれる!?不思議な作品。
主人公のアキラは、超・ブラック企業で働く若手社員。ある日、出社途中にゾンビパニックに巻き込まれ、逃げまどいながら思うことは、「会社に遅れちまうじゃねーかよぉ…!!」
…ふと冷静になった時に気づきます。「あれ?もしかして、これってもう…今日から会社に行かなくてもいいんじゃね?」
スーツを脱ぎ捨て、一度きりの人生を思いっきり楽しむことを決意したアキラは、「ゾンビになるまでにしたい100のこと」リストを作り、仲間と共に崩壊した世界の中で“やってみたかったこと”を叶えていきます。
ゾンビに追いかけられる絶望的な状況なのに、灰色だった世界が希望で色づいていくアニメの演出が素晴らしい!
漫画原作のこちらは、実写映画版・テレビアニメ版の両方が製作されているので、入りやすそうな方から見ていただくことも可能です。
コメディ要素が強いながらも、「生きることの素晴らしさ」を伝えてくれる作品です。
ゾンビの強さ:★★☆☆☆
スピード感:★★★★☆
グロさ:★★☆☆☆
コメディ度:★★★★★
おすすめ③ 新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年)
韓国ゾンビ映画として初の大ヒットを飾ったこちらの作品。韓国ではこれ以降、レベルの高いゾンビ作品が次々と制作されています。
韓国映画のゾンビ(Kゾンビ)は基本、全力疾走アグレッシブ系なので、めちゃくちゃ怖いです!
ある日、韓国で突如人々が狂暴化する感染症が発生。仕事ひとすじで、自分の娘が誕生日に何が欲しいのかもわからない主人公(去年あげたのを忘れて同じものをプレゼントしたりします。夫がやったらドン引きです。)は、娘と共に別居中の妻が住む街に高速鉄道で向かうところでした。車内にも感染者が紛れ込んだことで、走行中の高速列車は大パニックに陥っていく…!
「高速鉄道」という狭いシチュエーションを最大限に生かした演出と、とにかく激しい感染者の動きに興奮しっぱなしの2時間になること間違いなし!
展開としては王道ではありつつも、主人公役のコン・ユの素晴らしい演技も相まって、ラストシーンは涙なしでは見られません。(展開わかってても毎回泣きます)
ゾンビの強さ:★★★★★
スピード感:★★★★★
グロさ:★★★★☆
コメディ度:★☆☆☆☆
まとめ
ゾンビ映画3選(入門編)、いかがでしたでしょうか?比較的怖い描写が抑えめなものや、ストーリー性の高い作品から選んでみたので、ホラー映画が苦手な人も、この冬にドキドキ感を味わってみませんか?
もしかしたら、私のように新たな扉(三度の飯を食べながらゾンビを見る世界の扉)を開いてしまうかも…!!
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文:Sitakke編集部YASU