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男闘呼組メンバーが核となったRockon Social Club、ツアーで「DAYBREAK」披露ーー"地元”大阪公演を前に前田耕陽の公式インタビュー到着

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前田耕陽

男闘呼組メンバーを中心とした新バンドRockon Social Clubが、9月5日(金)から全国各地でツアー『Rockon Social Club Tour 2025 FOREVER CALLING -Still Rockin’-』を開催中だ。

寺岡呼人プロデュースによる同バンドは、2022年に始動してから精力的なライブ活動を行い、変わらぬロックスピリットと成熟した表現力でファンを魅了。11月17日(月)から4日間行われる大阪公演を前に、大阪在住の前田耕陽(Vo.Key)へのインタビューが到着したので紹介する。

「まだまだ、このバンドでやれることがあるのではないか……。今、全国ツアーをしていて強くそう感じています」

3年前、約30年ぶりに復活を遂げ、翌年解散した伝説の4人組バンド「男闘呼組」を〝核〟に一昨年結成され、話題沸騰中の6人組バンド「Rockon Social Club」のキーボード奏者として、全国ツアー中の前田耕陽は、笑顔を弾かせながら力強くこう語る。大阪公演は11月17日(月)、18日(火)と12月8日(月)、9日(火)の計4日間のステージ。場所はロックの聖地・Zepp Osaka Bayside。「大阪は僕の〝地元〟だけに、何としてでも盛り上げたい」と意気込む前田に、ライブに懸ける熱い思いを聞いた。

■伝説バンドの復活劇

前田耕陽

ギターの成田昭次、ボーカルの高橋和也、ギターの岡本健一、そしてキーボードの前田耕陽……。

1988年に、この4人で結成された「男闘呼組」に、音楽プロデューサー兼ギターの寺岡呼人、ドラムスの青山英樹が加わり、2023年、「Rockon Social Club」はセンセーショナルにデビューした。

「大人たちが自由に集える社交場に……。そんな期待を込めて命名されました」

バンド名の由来について語る前田の目に自然と力が漲る。

2024年、6人で全国ツアーを敢行。東京、大阪、名古屋、福岡など計30公演を行い、日本武道館での公演も成功させた。今年もツアーの真っ最中。9月5日(金)の東京公演を皮切りに12月25日(木)の横浜まで計18公演を行う予定だ。メンバーは、それぞれ映画やドラマ、舞台などで俳優としても多忙で、前田は自身が出演する舞台などの脚本家としても知られる。

このハードスケジュールで、「どうやってバンドの音合わせをしているか? 元々、全員が音楽好き。個々に練習しているからメンバー全員で揃っての音合わせの場は、あまり必要ないんです。今年のリハーサルも4日間ぐらいでしたから」と淡々と語る。

■ニューアルバムを引っ提げて

前田耕陽

ツアー中の11月5日(水)にニューアルバム『THE SHOW MAN』をリリースしたばかり。

「大阪公演では、このアルバムに収録されている新曲を中心にセットリストを組んでいますから、アルバムを聴いてからライブに来ると、より楽しめると思いますよ」

ニューアルバムでは、ジャンルを超えた〝異色〟の現代を代表する〝SHOW MAN〟たちとのコラボレーションが実現した。参加したゲスト・ミュージシャンの顔ぶれは多彩。GS(グループ・サウンズ)の御大、堺正章とのコラボ曲「プンスカピン!」、2023年のNHKのラグビー・テーマソング「傷だらけの王者」は作詞・作曲を手掛けたMISIAとのコラボ。俳優、段田安則との「B・A・N」など曲調は多岐にわたる。

「俳優の段田さんは意外? 高橋や岡本が共演しているという縁もあるのですが、ミュージカルの舞台にも立つ段田さんは本当に歌が上手い。ツアーでは、堺さん、MISIAさん、段田さんたちが歌っているパートを僕たちが歌うので、ライブでは、アルバムとどう違うかを確認しながら聴いて楽しんでほしいですね」

インタビュー冒頭で、「大阪のライブは僕が盛り上げないといけない」と前田が語ったことには意味がある。東京で生まれ育ったが、「大阪で暮らしてから20年ほどになるので、もう僕の地元は大阪と言っていいと思います」と笑顔で話す。「だから、大阪公演では、ライブ中、僕が一番しゃべらなければならない」とも。

また、脚本家の顔も持つ前田は、「ライブ中、曲の前にちょっとした〝寸劇〟を披露しようと構想していますが、その脚本も僕が書いているんですよ」と教えてくれた。大阪公演ではニューアルバムの楽曲の他、鮮烈なデビューを飾り、その年のNHK紅白歌合戦への初出場を決めた大ヒット曲「DAYBREAK」など「男闘呼組」時代のヒット曲も披露される予定だ。

「今では当時、演奏していたときよりもずっと、このデビュー曲が好き。メンバー全員が同じ思い」と前田はしみじみと語る。

■スタンディングに込めた思い

前田耕陽

今年のツアーの注目点として、「もうひとつあります!」。そう、前田が強調して付け加えた。それは、「今年の公演は、スタンディング(椅子に坐らずに立って聴く公演スタイル)で演奏します。これまでのバンド活動を振り返ってみても、スタンディングは過去一回ぐらいしかやっていない取り組みです」と話す。

デビューから30年以上の時を経て、「男闘呼組」のメンバーは50代後半に突入した。「僕たちと同じ世代のファンたちは、スタンディングは疲れるかもしれませんが、最後まで頑張って着いてきてほしい」と呼びかけ、「このバンドを始めて、それまで感じていた〝終着点〟を意識しなくなりました。まだまだ行ける……。もっと違うエンターテインメントに挑みたい。終着点はまだまだ先。今、そう思っています」と挑むように語った。

(文= 戸津井康之)

チケットはイープラスにて販売中。

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