野島防波堤でのライトルアー釣りでカサゴ60匹と爆釣【神奈川・横浜】メバルは不在
ライトゲーム好きな私にとって、神奈川県横浜市にある沖堤防の野島防波堤は、シーズンに入るとメバルやカサゴ、シーバスやマゴチなど様々な対象魚が狙えるため、大好きな釣り場のひとつです。特に春はメバルのベストシーズンですので、今回はメバルをターゲットに釣行してきました。実は3月末にも訪れてボウズでしたので、今回はリベンジも兼ねています。この記事では、野島防波堤の最新の釣果状況をご紹介します。
野島防波堤でメバル狙いのルアー釣り
野島防波堤は神奈川県横浜市にある沖堤防です。ここはとても古い堤防ですが、潮通しが良く根が点在しているため格好の釣り場です。
今回の釣行では釣友3人でチャレンジ。2人(私を含む)はライトなロッドでワームを中心とした釣りをし、もう1人はメタルジグを中心にミドルゲームのスタイルで臨みました。この釣り場については過去の記事に詳しく書いていますので、ぜひご一読ください。
野島防波堤で釣り開始!藻が多く苦戦
出船は午後4時。「半夜」というコースで午後8時が沖上がりという実質釣行時間4時間のコースです。
10分ほど船に揺られて沖堤防に到着。いつも通りワクワクしてキャストすると……。魚からの反応はありません。2投目、3投目…やはり反応無し。まだ魚の活性は低そうです……。
それに加えてやけにワームが藻に絡みます。水の色が濁っていてはっきりとは分かりませんが、どうやらアカモク等がかなりの量で繁茂しているようです。
「今日もなかなか厳しそうだな……。」前回のボウズが頭をよぎります。それでも何とか魚からのコンタクトを得ようと藻を避け岸際を探ると、コンスタントとまでは行きませんが15cm程度のカサゴを数尾キャッチすることができました。
決して好釣果とは言えませんが、今日は夕マヅメあたりから上げ潮に転じます。「この後絶対に魚の活性が高くなる時間帯が来るはず。」そう信じて釣りを続けました。
カサゴ攻略!沖目で爆釣パターンを発見
釣りにくい状況で岸際のカサゴを拾うように釣っていたところ、隣にいたミドルゲームの釣友が沖目に投げたルアーで大きめのカサゴをヒット!
「あれ?沖目は砂地では?」と思いましたが、沖目は攻めていなかったため私も沖目にキャストしてみます。
着水後テンションフォール……。その後どこで当たりが出るのかを見ます。するとフォール中ボトム付近で明確な当たりが出ました!合わせを入れるとカサゴ独特の根に入ろうとする引きです。
カサゴ釣りではヒット直後に主導権を相手に取られてしまうと根掛かりになってしまうことがあるので、ドラグを硬めにして強引に巻き上げ、根から離さなければいけません。
根から離せばその後は比較的容易にやりとりできます。グングンと引く根魚の引きに耐え、上がってきたのは22cmのカサゴでした。今日最大のサイズです!この魚を機に「魚は沖目にいる!」と確信できたので、その後は再現できるかを試してみます。
沖目にキャストしてテンションフォール。フォールしてボトム付近まで近づくと……。「ゴツン!」同じパターンでヒット!これも20cmオーバー。どうやら魚は堤防の基礎とその先の砂地の境付近にいるようです。
その後はまさに爆釣でワンキャストワンヒット状態。ロッドがぎゅんぎゅん引き込まれ、根から剥がすためパワーファイトをすることが最高に楽しい!
陽が落ち潮が動き始め、魚の活性も上がってきたようです。「さあこれからメバルとの勝負だ!」
カサゴ爆釣もメバルはどこに?
ここまでの釣りで潮の動きやカサゴが狂ったようにワームに襲いかかる状況から、魚の活性が高いことがよく分かりました。
しかし、ここまでメバルのヒットがひとつもありません。そこでジグヘッドのウェイトを軽くしてフォールスピードを遅くしてみます。
またリトリーブの方法を変えてもバイトがあるのはカサゴだけ……。そうしているうちに次第に風が強くなってきて、キャストも厳しい状況になってきました。
この状況だと軽いジグヘッドではバイトが分かりません。仕方なくジグヘッドのウェイトを重くし、岸際にバーチカルに落として魚のバイトを誘う方法に切り替えました。
ここでも釣れるのはカサゴのみ……。メバルの神様に嫌われてる?(笑)
カサゴ60匹と大漁
そうしているうちに迎えの船が近づいてきました。今日の釣りはこれまでです。
今日の3人の釣果の合計はシーバス1匹(約40cm)、キジハタ1匹(21cm野島では珍しい!)、カサゴ約60匹(15cmから26cmで26cmは5匹)という結果でした。
メバルは残念ながら次の機会に期待することにしましょう。メバルはこれから徐々に旬の時期が過ぎ下火になりますが、カサゴはまだまだ釣れ続きます。
野島防波堤は誰でも簡単にライトゲームの楽しさを味わえるフィールドだと思います。ぜひチャレンジしてみてください。それではまた。
<アングラー「K」/TSURINEWSライター>