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和の響きに関心 釜石中で長唄三味線教室 「さくら」に挑む

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バチの持ち方指導から始まった釜石中の三味線教室

 釜石中(佐々木猛校長、生徒308人)で9日、2年生を対象に長唄三味線教室が開かれた。初めて三味線に触れる生徒がほとんどだったが、わずか1時間の指導で、「さくら」をそろえて奏でるまで上達。指導した杵家会釜石支所(杵家弥多穂代表)の会員による演奏鑑賞会もあり、生徒たちは邦楽の響きに関心を寄せた。

会員の指導を受けながら三味線に取り組む生徒

 同校では2日も三味線の指導が行われている。9日は2年生116人(4学級)のうち2クラス約55人が受講。クラスごとに1限ずつ充て、弥多穂代表ら名取レベルの5人を講師に三味線の持ち方、バチの当て方を教わったあと早速、「さくら」の演奏に挑んだ。

 2年3組の授業では、独特の楽譜を見ながら練習を開始。最初はとまどい気味の生徒たちも会員の熱の込もった指導で繰り返すうちに指が滑らかに動くようになり、授業の最後には“合奏”ができるようになった。

独特の楽譜を示しながら指導に当たる杵家弥多穂代表

 楽しそうに練習を重ねた小澤歩武(あゆむ)君と小山多聞君は「三味線に触れるのは初めて。難しかったけど、結構うまく弾けて楽しかった。機会があればまたやってみたい」と声をそろえた。

初めて触れた三味線での合奏を楽しむ男子生徒

 演奏鑑賞会では四季の違いを表現した長唄などを披露。歌舞伎十八番「勧進帳」の一部も紹介され、生徒数人が寸劇に登場した。

 杵家会釜石支所の学校訪問指導は2002年から継続。地元のほか盛岡市など県内陸部にも広がり、受講した児童、生徒は約6000人になる。文化庁の芸術家派遣事業として実施する本年度は釜石市内2中学校で予定し、釜石東中はすでに終えている。

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