日本の伝統文化を学ぶ 八千代中学校1年生がゆかた着付けを体験【八千代市】
八千代市立八千代中学校では、7月1日と3日の2日間、「ゆかた着付け体験教室」が開かれ、1年生約110人が参加しました。
プロ講師による本格的な着付け教室
本格的な夏の到来を前に、和装を通して日本の伝統文化を学んでもらおうと、昨年に続き2回目の開催。
当日は八千代市伝統文化和装礼法親子教室実行委員会より4人の講師を招き、生徒たちはクラスごとに日程を4つに分けて、指導を受けました。
はじめに日本の伝統的な「衣」の文化である浴衣が、外国人観光客に高い評価を得ていることや、和装の基本である「立ち方、座り方、お辞儀」の所作について学んだ後、男女に分かれて着付けに臨みました。
悪戦苦闘しながら楽しかったの声
浴衣は講師が用意したものから、生徒が持参したものまで、色鮮やかな柄がずらり。
生徒たちは緊張した面持ちで浴衣に袖を通し、悪戦苦闘しながらも何度も練習を重ね、全員が凛とした美しい浴衣姿に。
友人と楽しそうにレクチャーを受けていた高井康平君は「講師の方々が丁寧に教えてくださったので、分かりやすかった。また着てみたいです」とご満悦。
また、男性より難しいとされる女性の着付けに取り組んだ高根凛花さんは「難しかったけど、楽しかった。夏祭りに着て行きたいです」と話します。
最後は、浴衣姿で立礼と座礼、浴衣のたたみ方を教わり、約2時間の教室は終了。
「礼に始まり、礼に終わる」和の心を学べる貴重なひとときになりました。(取材・執筆/しゃん)