冷凍した焼き魚もふっくら。プロの解凍法を試した結果「パサついてない」「これほど上手にできるとは」
冷凍した焼き魚を上手に解凍する方法は?
冷凍保存しておいた焼き魚。いざ食べようと温めたら、パサついてしまったことはありませんか?
ニチレイフーズの公式サイトに上手な解凍方法が掲載されているため、試してみた感想をお届けします。詳しい手順やポイントも紹介。
1. 切り身の場合→電子レンジで温める
鮭、タラ、ぶり、めかじきなど厚みのある切り身は、電子レンジで温めるのがおすすめ。水分を逃しにくく、中までしっかりと加熱できます。
手順
1. 水を振りかける
冷凍した焼き魚のラップを外し、耐熱皿にのせます。水をまんべんなく振りかけます。
水の量は魚1切れにつき水大さじ1杯です。2. ラップをかけて電子レンジで加熱する
ラップをかけて電子レンジで加熱します。加熱時間は、魚1切れ(80〜100g)につき、2分が目安です。
ラップは皿の中心部分を大きく膨らませてかけましょう。こうすることで、水蒸気が全体に行きわたり、ふっくらと仕上がります。
ポイント
水を振って水分を補う
ラップを大きく膨らませてかけ、水蒸気を充満させる
パサつき感なし!焼き立てさながらのおいしさ
箸でほぐすと感動のふっくら感!食べなくてもパサついていないのがわかります。
しっとりとしていてやわらかく、焼き立てさながらのおいしさです。「水を振る」「ラップを膨らませてかける」を実践しただけで、これほど上手に解凍できるとは驚きました。
2. 開きや1尾の場合→フライパンで加熱する
アジ、さんま、いわしなどの開きや1尾の焼き魚は、フライパンで加熱するのが正解。皮はパリッ、身はふっくらと仕上がります。
手順
1. 水と酒を振りかける
火にかける前のフライパンに、焼き魚の皮を下にして入れます。1尾につき、水大さじ2杯と酒大さじ1杯をまんべんなく振りかけましょう。
酒の香りが気になる場合は、水に置き換えてもOKです。2. 蓋をして加熱する
蓋をして弱火で約2分加熱します。蓋がなければ、軽くシワをつけたアルミホイルで代用しても構いません。
3. 裏返してさらに加熱する
ヘラやフライ返しを使って魚を裏返し、蓋をせずに約2分加熱します。
ポイント
水分を補って焼くことで身がふっくらと仕上がる
酒を振ると魚の臭みがやわらぐ
箸で裏返すと皮がはがれたり身が崩れたりするため、ヘラやフライ返しを使う
ふっくらやわらか!魚臭さもなし
開きは身が薄いため、加熱すると硬くなりがちです。しかし水分を補ったことにより、カピカピにならず、ふっくらやわらかな食感に仕上がりました。
酒の効果で魚臭さも一切なし。皮もベチャッとしてません。
3. お弁当に入れる場合→自然解凍する
冷凍した焼き魚をお弁当に入れる場合は、自然解凍するのがおすすめ。魚の厚みや大きさ、気温などにもよりますが、3時間ほどで解凍できます。
保冷剤代わりにもなり一石二鳥。ただし夏場は悪くなりやすいため、保冷剤を別でつけましょう。
手順
お弁当箱にごはんやおかずを詰めます。じゅうぶんに冷めたら、焼き魚を凍ったまま入れるだけ!
ポイント
ごはんやおかずが冷めてから、焼き魚を凍ったまま詰める
夏場は保冷剤をつける
しっとりジューシー。水っぽさもなし
再加熱しないため、水分を逃しにくいのが自然解凍の利点。しっとりジューシーな食感に仕上がっています。
「凍ったまま入れると水っぽくなってしまうのでは?」と懸念していましたが、そんな心配はまったく無用。ごはんやほかのおかずもベチャベチャになっていませんでしたよ。
上手に解凍しておいしく食べよう!
冷凍した焼き魚は、上手に解凍すれば焼き立てのおいしさが復活。ふっくらやわらかな食感に仕上がります。
「うまく解凍できない……」とお悩みの方は、ご紹介した方法をぜひ実践してみてください。ニチレイフーズの公式サイトには焼き魚の冷凍テクも掲載されているので、そちらも参考にするとよいでしょう。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります
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