「交通」介しつながりを 麻生安全運転管理者会 鈴木洋さん
麻生安全運転管理者会の会長を務める。多年にわたり自動車の安全運転管理体制の充実強化に貢献するなど、地域での交通事故防止活動に尽くしていることが評価された。「ただ長く続けているだけ」と謙遜しながらも、「名誉ある賞をいただけてうれしかった」と喜びを語る。
国指定重要文化財である神奈川県庁本庁舎で行われた表彰式では、厳かな雰囲気に圧倒されながらも、受賞の実感が沸いたという。
父親が所属していた縁から同会に入会し、2012年に会長に就任。警察や関係団体との調整役を担うほか、交通安全キャンペーンの期間中には同会で所有する青パトに乗りながら啓発を行うなど、まちの安全の確立を目指し、活動する。
麻生区に限らず、県全体の課題となっているのが「会員の減少」。入会のメリットの一つとして「交通を介し横のつながりができること」を挙げ、「役所などは定期的に人事異動があるが、まちの人はずっと変わらない。さまざまな話もできてコミュニケーションもとれる。長く商売を続けるために、ぜひ仲間になってほしい」と加入を呼びかける。
地元に生まれ60余年。「交通安全を通して地域貢献できれば。これからも麻生でがんばっていきたい」と意気込んだ。