年末の犯罪抑止と交通事故防止で出動式 伊賀・名張
名張市はローカルヒーローが宣言
三重県名張市夏見のマツヤマSSKアリーナで11月29日、「年末特別警戒取締り」と「年末の交通安全県民運動」の開始を前に合同出動式があり、名張署員や関係団体のメンバーら約100人が参加した。
交通安全県民運動は1日から10日で、重点項目は、子どもと高齢者の交通事故防止▽横断歩道における歩行者優先の徹底と安全な横断方法の実践▽シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転などの根絶▽自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール順守の徹底の5つ。特別警戒は11日から31日まで。
式で同署の嶋田敏署長は「県民運動では、交通安全の意識高揚につながるよう、横断歩行者妨害、飲酒運転、速度違反など重大事故に直結する悪質危険な違反を中心とした交通指導取締りを一層強化する。年末警戒では、特に住宅地周辺の警戒を強化するとともに、詐欺事件の被害防止に向けた活動を積極的に進める」とあいさつした。
同市のローカルヒーロー「アンシンダー」による「安全安心まちづくり宣言」の後、パトカーや白バイなどが関係者に見送られながら街頭活動に出発した。
同署によると、管内で今年発生した交通事故は11月28日現在で総件数が1886件(前年同期比25件増)、人身事故60件(同7件減)、死者3人(同1人増)、負傷者63人(14人減)。
伊賀市は150人参加
伊賀市では県伊賀庁舎駐車場で合同出発式があり、150人が参加した。終了後は市役所横の環状交差点でドライバーにのぼり旗やメッセージボードで安全運転を呼び掛ける街頭広報活動「ミルミルウェーブ」を実施した。
伊賀署によると、管内で今年発生した交通事故は11月28日現在で総件数が2200件(前年同期比151件減)、人身事故107件(同23件減)、死者1人(同1人減)、負傷者127人(29人減)。