新しい「神戸文化ホール」のイメージ図が公開されてる。吹き抜け空間で、観覧以外の時間もゆったり
現在の神戸文化ホール
地下鉄 大倉山駅近くにあり50年以上の歴史を持つ「神戸文化ホール」は、老朽化のため三宮に建設中の「雲井通5丁目再開発ビル」に移転することが決まっています。
今回は、完成イメージ図とともにどんな施設になるのかといった情報も出てきました。
「神戸文化ホール」が移転するのは、JR三ノ宮駅東の旧「中央区役所」などがあった場所。神戸市中央区雲井通5
「新三宮図書館」なども入る地上32階、高さ約163メートルという超高層ビルの4~8階にはいる計画です。
「大ホール」は約1800 席あり、オペラ、ミュージカル、バレエ、オーケストラなどの本格的な舞台芸術の上演や、講演会・式典などにも利用されることが想定されてます。
建築家・坂茂(ばん しげる)氏が手掛けたデザインで、波のような形状の壁が特徴。音響性能にも関わってくるそうです。
2、3階席の「サイドバルコニー」が舞台に向けて伸びているので、舞台と客席の一体感も魅力に。
約270 席の小ホールもあって、本格的な舞台芸術作品の上演や「区民ホール」として集会などにも利用できるそう。
開演の待ち時間や幕間の休憩時などを過ごす「ホワイエ」は、広々とした吹き抜け空間になっていて、囲うように「カフェ」があったり、アート作品の展示なども行われるそう。
この空間自体が、劇場のようにも見えますね。イメージ図のようにミニライブのようなものが開催されれば、新たなジャンルの文化に興味を持つきっかけになるかも。
ビルの中にあるので、ホール利用者以外も気軽に立ち寄れるんじゃないでしょうか。
ちなみに、約700 席の「中ホール」を隣の「サンシティ」(ダイエーやOPA2が入るビル)がある場所に、と考えられていますが、まだまだ具体化までいっていない段階。
今年度に、検討委員会などを開催して具体化に向けて動いていくそうです。
建設が始まっている新しい「神戸文化ホール」の開館は、いまから4年ほど後の「2028年中」が目指されてます。
まだまだ先ですが、場所も変わりどんな風に利用されていくのか楽しみですね。