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ほかほかご飯とおかずをほおばる幸せ。ランチに食べたい吉祥寺の定食4選

さんたつ

ご飯に汁物、おかずの揃った定食は癒やしだ。ほかほかごはんにおかずをワンバウンドして頬張るひとときは、昼も夜も私たちを元気にしてくれる。飲食店のひしめく吉祥寺でも、定食のやさしさは変わらない。毎日でも通いたい、定食ランチが食べられる店を紹介しよう。

きっちん大浪

地元野菜たっぷりのお総菜と焼き魚で、心も整う定食

鯖の西京焼定食1100円。メインの鯖の西京漬に8種類の総菜の盛り合わせがついて、一通り並べるとテーブルがいっぱいになる。

吉祥寺駅から歩いて6分の井の頭通り沿いに『きっちん大浪』は、野菜たっぷりの副菜がついた焼き魚定食が自慢。この店の前身である飛騨高山料理を提供する店にお客として通い、店を手伝っていた清水さんが大将から引き継ぐ形ではじめ、一人で切り盛りする。

鯖の西京焼き定食は、西京漬けにした鯖と総菜の盛り合わせにご飯とお味噌汁がついており、食べごたえ抜群だ。

副菜となるお総菜の盛り合わせは日替わりで、7〜9品もついてくるのがうれしい。「1人で全部作っていて電子レンジもないので、魚を焼くあいだ待ってもらうのにお総菜の盛り合わせをつけています。酒のおつまみとしても重宝されているんですよ」と清水さん。

焼き魚は必ず焼きたて。ジリジリとたっぷりの脂がにじんで、身もふっくらジューシー!

さらに、ご飯はなるべく精米したて、味噌汁には前の店の大将に教わった飛騨の味噌を使用し、定食に使う野菜はなるべく地のものを仕入れるという。きちんと美味しいに向き合う姿勢から生まれた定食は、胃袋の迷子に効く味だ。

きっちん大浪(きっちんおおなみ)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-13-13 1F/営業時間:火・木・土・日・祝は12:00〜14:00・17:30〜22:30(月・水・金は17:30〜22:30)/定休日:不定休(Facebook、Twitterをご確認ください)/アクセス:JR・私鉄吉祥寺駅から徒歩6分

食堂居酒屋 どいちゃん

店名を冠した定食、ガツンと汗かくスタミナ!

どいちゃん炒め定食830円は、心地よい汗がでるピリ辛のどんぶりがメイン。

『食堂居酒屋 どいちゃん』で食べるなら、店名を冠し、長く愛されているどいちゃん炒めご飯定食。メインは豚肉、たこ、キャベツ、もやし、にらなどが入った野菜炒めを大胆にご飯にのせたどんぶりご飯。これに味噌汁と日替わりの副菜、お漬物が付いてくる。

どいちゃん炒めご飯定食には、自家製の辛味噌「どいちゃんだれ」が欠かせない。どんぶりにかけて食べる用に付いてくるタレなのだが、常連さんに愛されすぎて+100円で他の定食にもつけられる。ちょっと意外だが、お味噌汁に入れるお客もいるのだそう。

どんぶりにタレを豪快に混ぜて口にかき込むと、なかなか辛い。カッと熱くなって少し汗ばむのが心地よく、この甘辛さがクセになる。パワフルなどんぶりで元気がみなぎってくるのだ。

女性1人でも気軽に飛び込めそうな、ちょっとこじゃれた店構え。実はこちらのお店、元々カフェなのだ。

食堂居酒屋 どいちゃん
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-8-6 1F/営業時間:平日11:30~23:00(土は12:00~23:00、日は12:00~21:00)/定休日:無/アクセス:JR・私鉄吉祥寺駅から徒歩5分

四歩(しっぽ)

どこか懐かしいを集めた店で、おばあちゃんの手料理をお手本にした定食を

本日のごはんセット1100円。メインのおかずにごはんと味噌汁と3種類の副菜がつく。

吉祥寺駅から歩いて15分ほどの住宅街にある『四歩(しっぽ)』は、どこかに懐かしさを感じる雑貨やアンティーク家具を集めた店だ。カフェスペースで食べられる本日のごはんセットは、週替わりでメニューが変わり、メインが2種類から選べる。どのおかずもおばあちゃんの料理がお手本になっていて、この日は「鶏団子と車麩とかぶの煮物」を注文。

「鶏団子と車麩の煮物」は、ほろりとくずれる鶏団子と出汁をたっぷり吸った車麩がやさしい味わい。うんうんと頷きながら、顔がほころぶ。小鉢も食感や味付けがかぶらないよう考えられており、いろんな料理を少しずつ、あれも、これもと楽しんでいるうちに満腹になる。

「旬の食材も使いつつ、野菜たっぷり。たくさん食べてほしくて、この形になりました」と店主の宮崎さん。晩ご飯を食べに通う近隣住民がいるというのも納得の満足感だ。

ガレージを改装したような外観。積み上げられたお皿や戸棚に吸い寄せられてしまう。

四歩(しっぽ)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺北町1-18-25/営業時間:11:30~21:00/定休日:木/アクセス:JR・私鉄吉祥寺駅から徒歩10分

コペ

昭和のスナックの香りが残る定食屋

昭和の香りが残る店内。

創業から40年以上続く『コペ』は、スナックから転身したちょっと珍しい店だ。「もともと私がスナックをやっていたの。お店で定食を出していたら、それが評判になって定食屋に変えたのよ。今どきの時代の流れもあってね」とお母さん。

メンチ玉子とじ定食750円。小さくガッツポーズしたくなる、おかずの布陣。

他の店ではあまり見かけないメンチ玉子とじ定食は、ご飯、味噌汁、メンチ玉子とじ、副菜にスパゲッティサラダ、もやしの和え物、おからとひじきの炒り煮、納豆と漬物がセット。これだけの品数で750円という良心価格に頭がさがる。また、ご飯は麦飯と白米が選べ、プラス200円でとろろもつけられる。「麦とろ定食を出しているから、サービスで選べるようにしたのよ。7割以上のお客さんは麦飯。栄養も豊富だから体にもいいよね」とお母さん。

ミニフライパンでやってくるメンチ玉子とじ。

メンチ玉子とじは「熱いのでお気をつけて」の言葉とともに、グツグツと音を立てて運ばれてくる。メンチカツは衣がつゆでしみしみ。ご飯にワンバウンドさせながらいただけば、気取らないおふくろの味が口に広がる。

毎日のように利用するビジネスマンも多く、ハムエッグ定食やニラ玉定食は、常連の要望から生まれたメニュー。

コペ
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14/営業時間:10:30~21:00/定休日:月/アクセス:JR・私鉄吉祥寺駅から徒歩2分

取材・撮影・文=福井 晶

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