飼料用米、3年目の収穫 耕畜連携を橘川市長が視察
綾瀬市吉岡で9月26日、飼料用米の収穫が行われ、橘川佳彦市長が現地を視察した=写真。
飼料用米の耕作は高座豚手造りハムの原材料となる豚を飼育する、同市の養豚業、(有)ブライトピック(志澤勝会長)が農家の古郡光雄さんとともに22年にスタートさせた耕畜連携の取り組み。
飼料用米の品種は、食用米と比較して手がかからず気候不順にも強いため、耕作放棄地の課題を抱える綾瀬市は県内の自治体に先駆けて昨年度から助成制度を導入。耕作に向けた機械と種の購入、荒廃農地の復元にかかる費用に加え、販売時に玄米1キロあたり30円、購入者にも同3円を助成し、栽培を奨励している。また県も昨年度から10アールあたり2万円の補助金を出している。
志澤会長から説明を受けた橘川市長は、「耕作放棄地を増やさない取り組みで、とてもありがたい」と話していた。